戸塚なんてめったに来ないからね、チャンスは活かさないと。
そう、目標は「支那そばや 本店」。ラーメンの鬼こと故・佐野実さんのお店、その本店に初訪です。昔の本店は鵠沼だったっけか?
金華豚チャーシューの入ったスペシャルなやつも気になるものの、ここは初志貫徹で「醤油らぁ麺」(830円也)をポチ。さらに名古屋コーチンの玉子かけごはんを狙ってたんだけど券売機の表示は悲しくも[×]マーク。そこでトッピングに「名古屋コーチン味付たまご」(160円也)を追加することに。
「佐野さんの店」のイメージからするともっと緊張感があるかと思ったけど、実にアットホーム。予想外ですね(^^;
カウンターに座って厨房の様子をのぞいたり、壁のメッセージを眺めたり。すごく綺麗だし落ち着くー。
ていねいにていねいに湯切りされてるのがカウンター越しに見える。
そして届いた一杯、見た目は強烈に「普通」。醤油のスープに細めのストレート麺、チャーシュー、ネギ、メンマ、海苔。だけど、姿勢がいいって言うのか、美味そうな雰囲気(オーラ?)も強烈で。
スープを飲むとその印象が間違ってなかったことがすぐに確認できる。醤油の味、鶏の出汁、しっかりと感じられながらも、“強引じゃない”。これが佐野さんの言う「素材」ということなのだろうか。
そして麺(もちろん自家製麺)をすすったとき、持ち上げられたスープとともに口の中で味わいは完成する――そんな感じだ。
具材(チャーシューは三元豚で、ネギは九条ネギ)もその味わいの中にしっかりと収まっている。個性の強い素材を、しっかりとまとめ上げて見事なまでの没個性にした――伝わらないか(笑)。食レポへたくそだな~>俺
チャーシュー絶品。脂身のとこが特に好み。
おいしー。しあわせー。
さて、丼の中が残り少なくなったところで、例の味玉を半分ぱくり。
官能的にうまいっ。
素材と調味料、そして調理によってそれはそれはすばらしい――味玉160円って値段だけ見ればびっくり価格だけども、それ以上の価値を僕は感じたのです。
ガマンできずに残りの半分も口に放り込んだ。あー・・・(うっとり)。
麺の1本、ネギの切れ端、そんなものまで残したらもったいない。丼を舐めるかのように最後の最後まで味わい尽くしました。ごちそうさまでした。
JR戸塚駅西口、目の前の国道1号線に向かって右側(北側)の歩道橋のかかる「清源院入口」信号のはす向かい角。
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