2013年10月29日火曜日

ART OF THE MOMENT

「基礎スキー」ってなんだろう。僕たちが長年取り組んできたものではあるが、問われると案外答えに窮するもの――。

スキー映画、「Art of the Moment “Eyes”」の上映会に縁あって行ってきた(Nさん、お誘いありがとー)。

そこには現在の基礎スキー界を代表するスキーヤーも多く登場する。彼らは「技術選手権」なる大会で戦うようなトップアスリートでもある。
舞台挨拶の写真、左端はMC渡辺さん、その隣から児玉毅(BCの人)、松沢寿、松沢聖佳、井山敬介、丸山貴雄。あとは渡辺一樹と岡部哲也もスクリーンに登場(会場にもいた)。森信之・粟野利信が撮影時のスタート係だったとか。会場には観客として元デモも何人かいたぞ。

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細かく舞い飛ぶ雪の質感。美しい映像。迫力のある映像。だがそれ以上に思わされたことがある。

アルペン競技も楽しい。バックカントリーもそうだろう。

でも、「自らをスキーヤーと呼ばない」一般の方々にとって、一番わかりやすい、シンプルなスキーの楽しみ方。それはゲレンデでふつうに滑るスキー。

そしてスキーは、ただ滑るだけで楽しい

楽しく滑ってる人は、見ている人も楽しくさせる。

上手に曲がれたら、急なところが降りられたら、コブコブの斜面を滑れたら、スピードを出せたら、きっと、もっと、楽しい。もちろん「安全に」が大前提だけど。
山頂に立って雄大な景色を眺めたら、初めてのコースの風景を味わったら。いろんなリフトに乗ってみたら。
雪山という僕たちにとっての非日常の世界で、仲間と時間を共有できたら。

そのための方法を提示するのが「基礎スキー」ではないのか。そんなことを思う。
基礎とかデモとか言葉が良くないよな~。

技術偏重になってないだろうか。変な理論をこねくり回して楽しむことを忘れてやしないか。目線を上げることをしなくなってないか。

映画の中で、さすが日本の誇る「トップスキーヤー」、思いっきり楽しそうだった丸山貴雄の深雪前転のスロー映像が一番盛り上がった(^^;

「速いものは美しい」なんて言葉があったけれど、「楽しむ姿こそ美しい」のだと。
“Art of the Moment”、僕もその瞬間を楽しむために、来シーズンも雪山に行こう。

ちょっと支離滅裂だな、この文章。しかも準指導員資格保持をやめた人間が書いても説得力ないわなー。
いいや、そのままアップしてしまえ。

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