また買ってしまった「謎解きモノ」。
乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿1」を読了。
おそらくは中部地方の、架空の地方都市を舞台に、金持ちボンボンの道楽として営業している「謎解き専門探偵事務所」・・・ま、設定そのものが軽いなー(^^;
探偵は一応現場に出向くので、「安楽椅子探偵」とは言い切れないけども、まあわりあいそれに近いか。
文体も重すぎず、通勤電車の中で読むにはストレスもかからず非常に好ましい具合かも。
・・・でも、謎は読者には絶対解けない。たぶん。
きっとこういうとこがポイントだろうな、とは予想できるけど、ちょっと情報量が足りないのではないかと。まあ僕の記憶力と読解力の問題かもしれないけどね(笑)。
それよりは、探偵が謎を解いていく過程を楽しむ、そんなイメージだと思います。
そうだな・・・コロンボとか古畑とか?
6つの短編のうちの4話め。
File4。この作品が書かれたのは2008年なのに唐突に「原子力安全・保安委員会」なんて単語が出てきて驚いたわ・・・。いやそれは直接話とは関係ないのだけども(^^
5話め。
File5。これはいい話だった。社会性のある問題と、浮き世離れした探偵のコントラスト。・・・そして(以下ネタバレ)助手のほうが本当の意味での解決をするなんて!、まさに意外性。
6話め。
File…あれ?「File20」じゃん。
あれ?そもそもこの本、タイトルに「1」がついてる。普通は数字がつくのは「2」からだよね。最初から続編ありき、だったのか。なんという自信(^^;
なんて疑問がちょっとした「プレゼント」とともにカラッと解決~(笑)。
うん、結構よかった。なんて言うのかな、ひとつひとつの読後感がいいんだ。
続編の「2」も読もうっと。
(2012.11.30追記)「2」も読了。・・・・やられた~!!File12は「そういうことだったのか!!」の衝撃作(笑)。
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