2024年9月13日金曜日

萎んだ男の話。

『ジジィは膨らむタイプか萎むタイプかの二択』

旧くからの友人のセリフである。
確かに諸先輩方々のお姿を思うに、歳取る=太るではないなぁと思う。

で、老いつつある私めでございますが、どっちかっていうと「萎む側」みたいで、冒頭のセリフは「最近ちょっと痩せた?」に続いて出てきたものだったりする。
一般論としておっさんに「痩せた?」って聞くのは病気の場合があるからな、要注意よ。

実際に体重は少しばかり落ちたけど、普段それをあまり意識することはなかった。
だけどこないだ急に実感することになって。

それが腕時計のバンド。

体重減とともに腕が細くなった結果、バンドがすごく緩くなってて、腕を上げれば肘のほうにずるずると落ちていってしまうし、逆に腕を下に向けると小指側の出っ張り――足首で言うところの「くるぶし」。あれ手首のほうだと何ていうの?――を越えて、手の甲に時計してんの?みたいな状態に。

なんだか困ったなぁと金属バンドをよくよく見てみると、コマを外すまでもなく、少しだけサイズを縮められる「穴」が開いてた。よし、自分でやってみようっと。

・・
・・・(あっ!)

いきなりピン(バネ棒)が折れましてね(涙)。道具もなしにシロートが手を出していいもんじゃありませんな。

ご近所のお店に持って行って「あの・・・ピンが・・・」と新しいものを付けてもらいました。「あ、穴が3つあるんですけど、一番奥で」と言い添えるのは忘れずに。
およそ10分、550円+消費税。ありがとうプロフェッショナルの仕事。ピンのサイズがいろいろあるそうですが、そこはメイドインジャパンの時計なので問題なし。

6ミリぐらい縮まったのかな、おかげさまで希望どおりのバンドのサイズ。

が、ジャストフィットになったおかげで金属バンドの下に大量に汗をかくかく。気持ち悪いほどに(涙)。というオチ。


何が言いたいかっていうと、この先は肥えるでも萎むでもなく、なんとか「中肉中背」でいたいな、と。
そんなことを思う夏の終わり。


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