2024年6月24日月曜日

出てこいゲームチェンジャー。

前回のホームゲームのときも書いたけど「エンタメとして素晴らしかった」のは間違いない。

「宿敵」を前に、2点のビハインドから、終盤に投入された期待の若手が追撃の1点を生み出し、そしてアディショナルタイムにその選手が強靭なメンタルを正確な技術に乗せた信じられないほどのフリーキックで同点に追いつく――こんな興奮のゲームはなかなかお目にかかれない。テレビの前で叫びました!!
武田英寿のあのFK、コースは確かにあったと思うけど、追い詰められた状況で「狙う」と思えるメンタルが恐ろしい子。


でも、またまた勝てなかったのもまた事実。

△浦和 2-2 鹿島

高くコンパクトに設定された相手DFに手を焼き、無理して奪われての繰り返し。
特に縦横のスライドの早さは敵ながらアッパレ。それに対してDFラインからのパスは雑だったし、裏にうまく抜ける選手もいなかったし、大久保は「中島になろうとした」みたいで混乱の元だったし(涙)。UMAは本当にいい選手だわ。くそう。

それを押し返したのはなんだっただろう。タクティカルなところはよくわからないけど、中盤の立ち位置を整理し直して(はっきりとした4-2-3-1になったと言うより4-1-2-3にこだわらなくなったというほうが僕のイメージとしては近い)相手FWをケアしつつ、攻撃面では出口を複数作ったこと、そこからスペースがあるところを正しく突けるようになったことあたりがポイントかなと思うんだけど、それ以上に、序盤から強烈に動き続けてきた相手ディフェンスが「落ちてきた」のも大きかったと思う。
戦術的に盛り返し始めたことと、相手の疲弊。うまく重なったかなと。

そしてそれを演出したのは交代で入った選手だったと思う。

途中からだから活躍できた側面はあるかもしれない。
でもゲームチェンジャーの役目を十分果たしてくれたんだから、今度は試合の頭から見てみたいという気持ちは正直ある。なかなか勝てないというシーズンの流れのゲームチェンジャーとして。

リンセン、そしてもちろん武田。渡邊を前で見たいのも含めて大畑も。どうだろう。



0 件のコメント: