たまに店の前を通るんだけど、いつも『スープ仕込中』の看板が出てて営業してない「博多ばってんラーメン」。
それが毎度のことだから、暖簾が出てて逆にびっくりした。となるとその丹念に仕込まれたであろう一杯が、急に食べたくなった。うんそれはしょうがないよ、と自分に言い聞かせて(=言い訳して)ガラガラと引き戸を開けてみる(^^;
「ラーメン、カタでお願いします」
博多ラーメンだもの、当然のオーダーだな。650円という値段もいまどきウレシイじゃないか・・・と思う間もなく出来上がり~。このスピーディな感じもこれぞ博多、だね。
青ネギにキクラゲが乗ったビジュアルも「ザ・博多」。
そして味もまさしく「ザ・博多」。バリカタだとポキポキしそうな麺といい、実にシンプルな豚骨スープも。イマドキのラーメンじゃないけども、逆になんかほっとしちゃう。
このスープ、ていねいに処理されているんだろうな。臭みはほとんど感じない。強烈ではないけど、実にまろやかで味わい深いのです。食べ手を選ばない王道豚骨とでも言いましょうか。
いやーおいしー。
頭の中にはすぐに替玉のことが浮かぶ。が、メニューに「半高菜チャーハン300円」を発見、ノータイムで追加注文です(^^;
こちらも見事な手際であっという間に登場。そして抜群。高菜の味がまた豚骨スープとよく合うっ!!
「ごちそうさまでしたー」
帰り際、ご主人と少し話をさせてもらうと、やはり博多の人だった。僕の大好きな当地の老舗有名店の話題なんかも出てきて、なるほどこういうラーメンが作られるのだな、と納得なのでした。
「何も足さない」とはこういうことなのかもしれませんね。
都営浅草線戸越駅の真上の戸越銀座交差点から第二京浜国道(国道1号線)、五反田方向へ右側を300mほど北上した国道沿い。首都高戸越出口の脇。
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