2016年3月28日月曜日

今のKikaider。

今回今さらながらに見てみた映画は「キカイダー REBOOT」です。
昭和の男の子たちにとってキカイダーは、「ジロー」「良心回路」「光明寺博士」「ミツコさん」「プロフェッサー・ギル」「ハカイダー」・・・ナンボでも思い出せるやつ(^^;

で、このキカイダーも時代背景を “今” にしている(ロボットの存在意義あたりが特にそれを意識しているかな)以外は、基本的なコンセプトは何も変わっておらず、もともとキカイダーの世界観が持っている「苦悩」を描こうとはしたんだろうな、と。
逆に言えばストーリーそのもので何かこうビックリするようなことはなくて(^^;

そのあたりの説明は少なめなので、そういう世界観を知らない人は置いてきぼりになっちゃうかも。おそらくはこのブログでも(^^;
というわけで、知らない人はこの先読んでも「なんのこっちゃ」だと思うけど、これから見ようと思っている昭和の男子にはネタバレしますよ。
  • 劇中「人造人間」という単語は(たぶん)出てこない。ロボット・機械であることがことさらに強調されてる。人間に寄り添うことすら許されないような空気を醸す。
  • ジローの持っているギターはなんとエレキだ。アンプはないが音は出る(笑)。
    一方ハカイダーは笛を持ってない。
  • キカイダーvsハカイダーは、結局生身の人間っぽい――プロレスっぽい戦いに。ナックルパートにフロントスープレックス。格闘技でよくいう「脳が揺れる」という意味では正しい・・・そういう演出・・・だと思う。
  • スイッチオン(今どき「スイッチオン」とか言わないよなww)後のキカイダーは、その色味とか質感とか、造形が仮面ライダーWの「ヒートトリガー」にやたらよく似てる。まあどちらも石ノ森先生の話なんで僕は全然かまいません。はい。
  • 本田博太郎に鶴見辰吾という役者さんにも仮面ライダー感があるがw、原田龍二が出てくると強烈に2時間ドラマ方向に振れてしまうww。内容的にもそんな感じだったな。何年か前に見た「THE ANIMATION」のが重々しくて実にキカイダーでした。
  • 長島一茂の演技が想像以上に普通だった。というか、一瞬「似てる役者さん」かと思ったわ(^^;
  • ミツコさん役は「最後から二番目の恋」の市役所のあの子だった。
とまあそんな感じで。

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