今回今さらながらに見てみた映画は「紙の月」。
ものすごくざっくり言うと、若い男との逢瀬のために銀行の金を横領して落ちていく女の話なんだけど、正直なところ映画自体は・・・まあその(皆まで言わせるな)。
ちょっと息苦しくなって途中で一時停止したりなんかして。
ひとつは出演者たちの演技もそのもの。
物語の中盤で「出ちゃってます。隠せない感じの何かが」と言われる宮沢りえはもちろんのこと、「変わっちゃうよ、これ受け取ると」と宣言して本当に変わっていく池松壮亮(当然また脱いでますw)も、脇を固める大島優子も小林聡美も。大島優子は「発見」だったなー。
そして何より「角田光代の描く人間がやっぱり怖い」ってこと。つまり、おそらく映画というよりも原作がそうなんだろうと想像した。読んでないけど(^^;
* * *
もう1本、ジャン・レノとヴァンサン・カッセルがコンビを組む「クリムゾン・リバー」。舞台はフランス。人里離れた山奥の大学で起こる・・・きゃー(X_X)・・・ってサスペンス。
これはもうね、映像がぞわぞわなんですよ(特にオープニング!)。作り物だとわかってても怖いものは怖い。
サイコスリラーだからね、そこからさらに抉られるような恐怖があるんだろうと思ってたら、なんてこった!
ラストがえええっとごにょごにょ(悪い意味で)。これは脚本がアレだわ・・・orz..
短いのは好ましいけど、さすがにこれは尻切れかと。続編もあったんだけど、見るの止めました。ごめんなさいね~。
ぞわぞわ。
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