2014年11月11日火曜日

地図の読めない男。

「話を聞かないだけでなく、さらに地図の読めない男」になってはイカンな、という件。

携帯電話の普及で、待ち合わせ場所がアバウトになって久しい。でも、さすがに「○○駅で」はアバウトすぎではないかと。「新宿駅」だけで出会えたら、それはもう運命の人。

都内某駅の駅前ロータリーを渡ったところの信号で、サラリーマン風の人が携帯電話で話している。巨大ターミナルではないけれど、3路線が通っている中規模の駅だ。

「今どちらですか」

こういうセリフって、せいぜい「ハチ公前で」ぐらいの待ち合わせをしてて、「ああ、見えました見えました」って電話を切るぐらいの感じでしょ?
どうやら違うみたいなんですよ。おもしろそうなんで、ちょっと聞き耳を立てみた(悪い奴>俺)。

「今いるのはですね、地下鉄の反対側のほうの・・・」

いや、あなたのすぐ横に地下鉄の入口ありますよ。

「前のほうの出口から降りて地下鉄の反対のほうの・・・」

「反対のほう」にこだわりますねぇ(笑)。てか、どちら行きの電車か把握してるんかな。「前のほう」ってwww
そもそも北口なのか南口なのかぐらいはわかってるよね?

「え、紳士服屋???ありません」

あなたの横には駅前周辺地図があるじゃないですか。見回せば銀行もあればコンビニもある。その地図を見ながら「北口側の○○銀行の前にいます」と言えば終わりだと思うんだが。それができないんだろうか。
実は駅の向こう側に紳士服屋さんの看板が見えてたwww

いやー、おもしろくって最後まで横にいようかと思ったんだけどさすがにそこまで物好きではない。彼らが無事に念願の再会を果たせますように(祈)。

スマホには地図が入ってる。ナビゲーションシステムもあるから、住所がわかれば目的地にはたどり着ける。けどそれは地図を読んでることにはならないのだろうな。
地図を読むことは空間認識でもあると思う。文明の利器に頼りすぎてはいかん、と自戒も込めて。

「待ち合わせは“渋谷で5時”。ただしハチ公の左前足を握っててね」

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