2014年9月11日木曜日

アギーレさんの脳内を妄想してみる。

ザックさんの4年間の反省と継続、それは大事なことなのかもしれないけれど、僕自身はアギーレさんが自分のカラーを出してくれればそれでいいかな、と思ってます。

で親善試合2試合が終わって――選手個々とか内容とか結果とか今の時点ではあまり意味のない話でしょう――アギーレさんのやりたいのはどういうことかな、と妄想してみるのが楽しいのです。
※注:専門家の皆様の解説などはほとんど読んでいない「戦術好き」のシロートの、それこそ「妄想」なので、生暖かい目で読んでいただけると幸いです。ポジションの名称は適当なんで大目に見てちょ。ぺこり。

最初に書いておきたいのは・・・マスコミ様のスターシステムに乗せられたであろう武藤の件。誰かに雰囲気が似てると思ったら、「髪の短い百獣の王だっ!」
そしたら、本人がツイートしてたwwww


アンカーの上下動
代名詞である4-3-3の中盤の「3」は、逆三角形(黄色)。でビルドアップの際にはディフェンスライン(水色)の両センターバック(CB)が左右に開き、その間に“アンカー”と呼ばれるセントラルMF(CMF)が落ちてきて、3バックの形になる。
浦和が攻撃時に3バックから4バックに変形するのと似ている。ディフェンス(サイドバック:SB)の選手に高い位置を取らせるという意味では目的は同じだろう。
図を見るとわかるとおり、CMFが青矢印のほうに下がってくると、中盤との間にポッカリと人のいないエリアができる。前線とのつなぎ役が不在になるわけで、インサイドハーフ(IH)とのコンビネーション、自らの持ち上がり(場合によってはトップ下の位置まで行かないとならない:紫矢印)や長めのパス能力も要求されるだろうし、さらには守備に回った瞬間のスカスカのバイタルエリアを埋めなければならないことなど、ものすごく「センス」が要求されそうだ。
今回は森重という守備寄りの選手が配された。

ビルドアップ
攻撃に移る際に、両CBが広がると選手間の距離が単純に開く。相手のプレッシャーをかいくぐるためには当然パスのスキルも要求されるし、ゴールキーパーもそのパス回しに加わりたい。
というわけで西川西川西川・・・・と唱えておく(^^;

左利きエリアとサイド攻撃
図中で赤の枠をつけたのは、左利き(ないしは左で蹴れる)選手が配置されたところ。
広く構えたCBは外側でボールを扱えたほうが安全だろうし、SBは攻撃参加させたいし、IHもサイドでの起点になれる。サイドで数的優位を作りつつ、というのが攻撃における基本線であることは容易に想像できる。サカイ3号や扇原が召集された背景は「左足」ではないかとにらんでいる(さらに言えば彼らは長身だ)。
前線(青色)のウイング(WG)は左右が逆。つまりゴールに向かってプレーせよというメッセージ。縦のスペースは後ろの選手が使えるし。

薄くなる中央とIHのハードワーク
センターフォワード(CF)が中央で起点になれればそこから多彩な攻撃が可能になる(その下にはIHが2枚いる)。が、サイドに流れて受けてしまった場合は、サイドに人数がめっちゃかかってる分、中央に人が足りない。4-3-3の構造上の問題だ。まあそこにはIHの選手が入り込むのがベストだろう(ベネズエラ戦の2点目の柴崎みたいな)。
が一方でIHは守備への切り替え時に自陣のバイタルエリアもケアしなければならないし、SBが上がった裏にも注意が必要。状況次第では前線からの守備も求められる。つまり攻撃時も守備時も、常にめっちゃハードワークが要求される(WGにも守備をさせると攻撃の形にならない)。
細貝という屈指のハードワーカーが配置された主因だろうと思う。

IHのもうひとつの役目
中盤の前寄りにハードワークできる選手をおいたもうひとつの理由は、もちろん前からの守備。
ザックさんはポゼッションを高めて圧力をもって攻撃する(だから中盤はボールの持てる選手多め)「強者のサッカー」を目指したが、アギーレさんはガツガツと前から守備をしてそこからショートカウンター的な速い攻撃をも目指しているんじゃないかと思う。
たとえるならブラジルワールドカップでのコスタリカ。つまり何て言うか・・・「弱者であることを認めた上で、引くのではなく勇気と知恵をもって戦う」チームを目指しているのではないか、と(←大妄想)。

4-4-2への変形
アギーレさんは試合中にもシステムを変更してくることで知られる。ウルグアイ戦では4-4-2への変形を見せた。IHにはある程度攻撃に専念してもらえる形――「点が欲しい」という明確なメッセージ。初戦からそれをやろうとしたのは今後の楽しみである。

アンタッチャブル
右WGと左SBは固定なのだろうか。

余談
とりあえず、ザキオカさんにCKを蹴らすのはやめて(^^;(@ウルグアイ戦)

あー、長い、長いわ。誰も読まんぞこんなの(自虐)。本件について酒飲みながら語る相手急募。

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