表舞台では見かけなくなって久しいこともあるんだろうけど、すでに僕の中では生ける伝説であり、まさに“歌姫”という称号が似合う人。
中森明菜。
この夏に発売されたベストアルバム「ALL TIME BEST」2種のうち、「ORIGINAL」のほうを日々聴き込んでいる。
発表順に並んでいるので、その時代ごとに印象は違うのだけれど(デビュー時はもちろん「かわいー」だ(^^;)、共通しているのは風景が浮かんでくるような、広がりとか奥行きとか、あるいは濃厚さ、そんなものを感じさせてくれるところ。
数多くの往年の大ヒット曲にも唸らされるけれど、時代が新しい曲もいい。シンプルで、滑らか――熟成された酒のよう。力が抜けてて、なのに力強い――武術の達人かっての。
すごい。そんな安直な言葉しか浮かばないけれど、本当にすごい。
全曲集ではないので大好きなあの曲もこの曲も入ってないのは残念だけど、それでもこのアルバムには十二分の聴き応えがある。
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