2014年1月30日木曜日

電話の向こうのあなた。

ちょうど仕事が終わろうかという時間に着信。フリーダイヤルからだ。出てみるか。「もしもーし?」

『もしもしー、144様のお電話でしょうか?』
「144様」って僕のことね。念のため。

聞き覚えのある声・・・あ、あの人だ。すぐにわかった。

先日、新しいパソコンに謎の不具合が発生した。パソコン本体の問題ではなく、アプリケーションソフトの問題のようだけど、調べても調べても原因も解決方法もわからない。ということでそのソフトの供給元のコールセンターに電話した。
で、そのときの担当のTさんからの電話。

『その後、動作はいかがですか?』

「あー、その後は特に問題なく動いていると思いますよー。うん。」

『うわー、よかったですー♪』

応対やこうしたフォローの電話とか、すべてはマニュアルどおりなんだと思う。そんなことはわかってる。
ただ、このTさんの言葉には「心」が乗ってるように感じる(なので「♪」付けてみた)。

実はこのテクニカルサポートに要した通話時間はなんと2時間40分。新幹線なら新大阪だ。Tさんにつながる前に待たされた時間を差し引いても相当。そりゃ声も覚えてしまうよな(笑)。
で、どうやら重症だったらしく、通常の手順では修復ができなかったようで、あーでもない、こーでもない、次はこれを試しましょう・・・。
そんなときに電話口で言われたひと言がすごく印象に残ってる。

『必ず修復しますから!もう少しお付き合いください!(キリッ)』

信頼できる医者に出会ったような安心感(ちょっと違う?)。
そしてある治療が奏功する。最後の手順がパソコンのモニターの中で進行する。Tさんもリモートで同じ画面を見ている。
「もう少しですね」。がんばれがんばれ。妙な一体感!(笑)

そして無事修復完了。テレビドラマでよく見る「手術は無事終了しました」「先生、ありがとうございました(涙)」みたいなエンディングだった。

そして今、状況確認の電話があったってわけだ。
勝手なイメージだけど、こういう電話サポートにはあんまりいいイメージがなかった。
さらに僕は電話が苦手。上手にしゃべれないし、黒い感情が表に出ることも多い。自戒を込めて、ちょっとした「気づき」を与えてくれたTさんに感謝。

『また何かありましたらお電話ください。突然のお電話失礼いたしました♪』

電話しなくてすめばそれに越したことはない。もし次に電話することになっても別人が出たりするんだろう。それは正直、ちょっと残念かもー(^^;

・・・メグ・ライアンのレベルまで美化しております(笑)。

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