2013年5月13日月曜日

日本海の疾風。

今回の今さらながらに見てみた映画は2008年の「奈緒子」です。上野樹里だもんで(^^;

ごく単純に“高校駅伝青春物語”として見れば、ドキドキもするし、わかりやすいラストは手に汗握ることだろう。
「おいおい」って思うところも多いけどね(^^;

とにかく役者さんたちの走る姿がすばらしい。その動きはまったくもって長距離選手のそれだった。相当練習したんだろうなー(エンドロールに金哲彦氏の名前があった。納得)。
男子だけでなく上野樹里の走る姿の美しさと説得力は特筆もの。セリフの非常に少ない役だったけど、「姿」だけで伝わってくるものがある、すばらしい演技だったと思います。

・・・ただ、その「奈緒子」の演技を生かしきれてない演出、だったかな。少々めんどくさいほどに心情をえぐるような原作マンガだったから(何しろ坂田信弘だ)、それを描ききるのは難題だとは思うけれど、タイトルを「奈緒子」と銘打つのであれば、ちょっと切り口が違ったかも。奈緒子の雄介への思い、奈緒子への雄介の思い、周囲の2人への思い、それを包む波切島の風景をもっと見せてほしかったかな、とそんなことを思ったのでありました。

その意味では、前半の“給水シーン”はすばらしかった!!

この映画を楽しめた方はぜひ原作マンガを。

・・・今度はわかりやすい「Rookies」でも見るかなー。

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