2015年5月30日土曜日

プロジェクト・サーティ (5)視線

2杯目のビールグラスが空くのを待ちわびたように矢野がメニューを手に取った。

「よーし、せっかくだしボトル入れようぜ」

何がせっかくなんだかよくわからないが、それをきっかけにするかのように、甘木は黒い鞄から角2サイズの茶封筒を取り出し、すっと俺のほうに差し出した。

2015年5月29日金曜日

【ら~めん】魁力屋@五反田

ご近所新店舗探訪シリーズ。4月開店の「ラーメン魁力屋 五反田店」へ(もしかして「京都北白川元祖背脂醤油ラーメン」も店名なのかな?)。京都の大手、ですかね。どうやら23区内は初出店ぽい。
(2015.5.30追記:読者の方から「一之江店がある」とのご指摘をいただきました。すいません、23区内初出店ではありませんでした。ごめんなさい)

で・・でかいよ、この店構え。まあそれはさておき。

注文は「特製醤油ラーメン」(702円也)。
特製つっても、これが基本のラーメン。「きちんと作った醤油スープ」の意だろう。

醤油に背脂、細めのストレート麺、青ネギ入れ放題(九条ネギがたくさん入ってるのは864円になる)、ぺろぺろ(笑)のチャーシューと京都的お約束は完全クリアです。

スープに溶け出た背脂の甘みがなんともいい感じではあります。
が、入れ放題の青ネギをガンガン入れてしまうと、そのあたりの微妙な味がわけわかんなくなるので要注意。体験者は語る(^^;

メンマがちょっと残念でありますが・・・日常食のランチとしては食べやすくていいんじゃないでしょうかね。うん。ただ、この周囲はちょい手前の「きみはん」含め大激戦地。京都といえば「天下一品」もすぐそばに。

JR五反田駅西口または東急のりかえ口から、通称ゆうぽうと通り左側をちょいと進んで目黒川手前を左に。東急池上線五反田駅のガードの構造物の中(^^;

2015年5月28日木曜日

今度は怪獣だ。

ミステリー×魔法使い」がなかなかだったので、勢い余って今度は「ミステリー×怪獣」だ。

てなわけで、西澤保彦「笑う怪獣」を読了。

西澤作品は何冊か読んでいるけど、そのたびに印象が違う。肌に合わなかったり、すんごく楽しく読めたり。

で、この1冊の中でも同じことが。

怪獣をはじめとするSF×ミステリー短編集なのだけど、同じ登場人物の設定にもかかわらず、1本1本のテイストがすんごく違ってて、僕にとっては「うーん」もあれば「おおおおっ」もあって、ちょっと評価に困る。あと、全体には「ヘンタイ・テイスト」なので、良い子のみんなは読まないようにねっ!

収録されている7編のうち、怪獣が登場するのが3編あるけど、それ以外の「異形の者」が登場する作品のほうが好みだったかな。最後の「女子高生幽霊綺譚」がイチバン!

いずれにしても帯に書かれている「爆笑必至」はちょっと表現が違うと思うのであるのだよと。

2015年5月27日水曜日

12歳、背筋伸ばして。

朝から移動教室(林間学校みたいなもんか)に出かけていった坊主2号。今日は彼の12歳の誕生日。お祝いは週末に帰ってきてからかな。

最近は何か聞いても「別にどっちでも」が口癖みたいになってるよねー。
自分の中では答え出てるくせに(^^;

変に意固地なとこだけじゃなくて、そういうとこも、もすこし主張してもいいと思うよ。
たぶん、そうヘンテコな判断はしないと信じてるから。

恒例の質問、「12歳の抱負は?」には何と答えるだろう。

やっぱり「別に」って言うんだろうな。知ってた(笑)。

物理的な意味でも比喩的な意味でもしっかり背筋伸ばして、残りの小学校生活を楽しんでおくれ――まあそれは言わなくても問題ないか。

誕生日おめでとう。

2015年5月26日火曜日

どこから洗う?

風呂なんて毎日入ってるし、どういう手順で洗うとか、全部決まってる。

なのにシャンプーとボディソープを間違えたり、そういうことが起こる。毎日のことだというのに、置き場所が変わったわけでもないのに。

「自分あるある」としてはボディソープで髪を洗うパターン。これはちょっとガッカリするんだが、この間は逆、つまり「シャンプーで体を洗う」をやった。

なぜだかこれにはあんまりガッカリしなかった(^^;

もしかして、リンスとかトリートメントを体に使ったら気持ちいいのか、むしろお肌つやつや?とそんなアホなことを思う寝ぼけた朝のシャワータイム。

ケロリンの洗面器欲しいな・・。

2015年5月25日月曜日

我慢。

得点者、森脇、武藤、関根。うん、完勝だな(違)。

球際」以外にも今季を象徴するキーワード、それは「我慢」
監督のハーフタイムコメントにかなりの確率で登場しているはずだ。

攻撃がうまく機能していなくても。
ミスが多く守備に追われていても。
たとえリードされていたとしても。
残り時間が少なくなっていっても。

無理目のアタックを仕掛けてバランスを崩し、自ら勝点を失ってしまったようなゲームが昨シーズンまではいくつあったか。
今季は、焦れずにさえいれば勝点を積み上げられてきている。この実績が自信となって「我慢」できるようになったのかな。

ただ耐え忍ぶわけではなく、より集中力を研ぎ澄ますかのような、そんな我慢。
うまく言えないけど、静かにギアを一段上げる、そんなイメージ。そしてそのときに運動量も一緒に上がるのだから驚く。
だから仮に失点してもすぐに取り返せている、そんな気がする。

2015 J.League Division1 1stStage #13
○浦和 2-1 鹿島


鹿島の守備のやり方が完全に嵌った格好で、もうほぼほぼ鹿島のゲーム。
前半に取られてたら、終わってたかもしれない。よくぞ我慢できた!

対鹿島10戦負けなし、とか言われても積年の恨み(笑)は払拭できてないけれど、内容を考えても大きな勝利だったと思う。
でもまだまだ。鬼門と言われる鳥栖と神戸のアウェイゲームもある。まだまだ。

2015年5月22日金曜日

【ら~めん】ラーメンタロー@大崎広小路

この春に出来た新店「ラーメンタロー 五反田の陣」
“タロー”ということで十分お気づきかと存じますが、いわゆる二郎インスパイアです。大森店に続き2店舗目らしいですが、そっちは目の前を通り過ぎただけで食べてません(^^;

店を覗くと「おっ、カウンター1つ空いてる!」ということで引き戸をぐいっと開いて新店らしく清潔感のある店内へ。
券売機には味玉とかたまねぎとかのトッピングもあるけど、そこはまああまり考えず「小ラーメン」(700円也)をポチ。プラスチックの食券が出てくるのってなんとなくうれしいなぁ。

カウンターの高さが微妙で厨房の手元までは見えず。

「できあがりです」のお兄さんの声に、「野菜、にんにく少しで」とコールを返す。

思ったほどの野菜の量ではないな。麺は250gなのでこちらもそう多いわけではないか。てか、丼そのものが小ぶりで全体にコンパクトな印象。
後は巨大ではないけれど厚みのある豚がごろんと2つ。ではいただきまーす。

野菜がシャキシャキ、しかもアツアツ。キャベツもそれなりに入ってるし、これ結構好きだな。野菜マシマシってアリなんだろうか?

そして少し野菜を減らしてから、いよいよスープへ。ずずっ。
おっ。このスープ、甘いというか丸いと言うか。かえしの味なのか、量なのか、その両方なのか、とにかくインパクトよりも一体感。

続いて野菜の下から麺を持ち上げる。がぶっ(←すすってないw)。
お約束のワシワシ感もありつつの、強めの縮れがつるつるぷりぷりしているような感じも。うんうん。
月曜日は平打ち麺になるとのことなので、こちらも味わってみたい。

豚は歯ごたえありつつのほろりと崩れるタイプ。この味付けもいい意味で強烈じゃない。

味も量もライトで食べやすい、万人向けの二郎インスパイア、そんな感じかな。逆に、ある意味「暴力的な食べ物」としてはどうなんだろうということも言えるわけで。

いずれにしても、おいしかったのは確か。ごちそうさまでした。
スープ、飲みやすいもんだから完飲したい衝動を抑えるのが大変だったわー(^^;

これで五反田西口エリアには「豚とこむぎ」「」「Dapper Dan」に続いてインスパイアは4軒。完全に四方からエリアを取り囲んでるじゃないか。まさか結界でも作る気か!?つるつる滑って抜けられない、みたいな。みんな好きねぇ(^^;

東急池上線大崎広小路駅改札を出たら左に進んで2軒目。山手通り外回り沿い。

2015年5月21日木曜日

リメイク・リメイク・リメイク。

今回今さらながらに見てみた映画はリメイク的なやつの3本立て。

まずは、「フルスロットル」
リュック・ベッソン脚本の「アルティメット」のリメイク――セルフカバーっていう言い方が(正しいかどうか別として)わかりやすいかな。オリジナル版は見てないっす。
というか、ポール・ウォーカーの最期の主演作ということで見てみたわけです。

ウォーカーが潜入捜査官でカーアクションやるなんて、まんまどっかで聞いたことのある設定は置いておいて(笑)、CGとか合成とかじゃない、とにかく生身のアクション、アクション、またアクション!!(ご参考→Wikipedia「パルクール」)

シンプルなストーリー――オイオイって思うとこもあるけど(汗)――の上で、とにかくアクションを堪能すべし!!
これ見てるとウォーカーが死ぬなんてありえないって思っちゃう・・・。そしてFurious8が製作されるとか!ええええ(@_@)

*  *  *

お後は・・。

「エージェント:ライアン」
「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」・・・トム・クランシー原作の「ジャック・ライアンシリーズ」はどれもおもしろかった。ならば、リブートと銘打たれたこの作品は当然見るだろ。
が、エンドロールが流れる中、頭の中に「あれ、こんだけなの??」、と「?」が飛ぶ。そこに映し出されたのは、「キャラクター原案はトム・クランシーね」(正確な英文失念)の文字。てことはクランシーは関係ないんか!・・・まあそれならしょうがない(^^;
ケビン・コスナーが案外カッコよかった。

「GODZILLA」
渡辺謙が出てるハリウッド2014年版。
んー。個人的には響かなかったっす。人間側のドラマが物足りないというか。
あるいはリアルとエンタメのさじ加減かもしれん。大スクリーンで見ればまた違った印象を持ったのかもしれないけど。
あと映像暗すぎかな。

2015年5月20日水曜日

9回目の運動会。

♪小学校で見る運動会はこれが最後ねと さびしそうに君はつぶやく (字あまり)

・・・3学年上の坊主1号が入学してから数えて9回目、さびしそうにしてたわけではないつもりだけど、これが最後であるという事実は事実。

そんなわけで、今回はビデオカメラ片手に、坊主2号をとにかく追い続けた。

  • 友達としゃべって、じゃれ合って、そして笑っている顔。
  • ライバル視(?)してた相手の勝負に勝ち、やたらにうれしそうだった100m走。さらにはレース後に健闘を讃え合うシーン。
  • 審判係として下級生を誘導しているときのなんとも上級生らしい振る舞い。
  • 騎馬戦で敗れ、静かに歩きながら自陣に戻る姿。
  • 運動会のハイライトのひとつである6年生の組み体操、「人間起こし」での最上段。「あれ得意だから」との事前の宣言どおりの見事な演技。
    拍手したいが手が離せん(笑)。シメのBGM、坊主1号のときは「キセキ」だったが、今回は「Etupirka」だ。なるほどー。俺好み(^^;
  • 最終種目で大逆転した赤組の勝利の報を聞き、大喜びしたいのに、「校歌斉唱」って言うためにマイク前にいたから中途半端な喜びになっちゃったとこ。
とかとか。

あー、“なごり”が尽きないというか、やっぱりちょっとさびしかったかも(^^;

*  *  *

その日の夕食時、一家がそろったところでビデオカメラをテレビに接続して「うわー、なんでこんなとこ撮ってんだよー」と坊主2号に怒られつつ、にやにやと鑑賞。

と、いきなり組み体操の場面が飛ばされて大玉送りの場面に。

えっ、まさか録画失敗??
そんなとは・・・ないはずだ。[REC]の表示も慎重に確認したもん・・・。

慌ててビデオカメラを確認すると、【再生に失敗しました】の表示とともに、当該サムネイルのところに【?】とか、見たことのない表示。
坊主2号の勇姿が録画されてるはずなんです。ヒジョーに重要なことなんです!
なんとか復旧しなきゃ!!(x_x)

プロジェクト・サーティ (4)接触

「さ、そろったところで乾杯しようぜ、乾杯っ」

矢野の勢いに乗せられて3つのグラスが音を立てる。

最近どうしてる、なんてお決まりのセリフではなく、どうしても先に確認しておかなくては。

2015年5月19日火曜日

鉄道員の懐中時計。

このゴールデンウイークの帰省には、去年の秋に病を患ったオヤジのご機嫌伺いという側面もあった。

すぐにでも様子が見たい気持ちと、一方で弱っている姿なんて見たくないなという気持ちも正直あったりして、少々複雑な気分を抱えたまま、半年もの時間が過ぎてしまった。親不孝で申し訳ない。

当初は電話で話していても特定の発音が怪しいと思うことはあったんだけど、今回実際に会ってみて、相当注意深く聞いてないとわからないところまで回復してた。多少の麻痺があったらしい手足も普通に動いているようにしか見えない。ゴルフも復帰したようだし、後遺症についてはひとまず安心というところか。さすがに階段の上り下りはちょっとね。

そして驚いたことに、酒、やめてた。1年365日のうち366日は飲んでるような人だったのに。こと嗜好品に関してはそんなに意志の強いほうじゃないと思ってたんだけどなー(笑)。そのぶん、食欲が増したようで、そこは何より。

そんなわけですっかり元気なのである。

そのオヤジが、唐突に、坊主2号に「これあげるよ」と懐中時計を手渡した。
細かくは書かないけれど、この時計はモノホンなわけで、裏蓋には年号とシリアルも刻まれている。
リューズを引っ張ると、秒針がてっぺんを指したところでストップする、時刻合わせの必須機能付き。最近の運転台にもこの時計をセットする場所、あるんじゃなかったかな。


金銭的価値はそうあるわけではないけれど、少なくともオヤジの人生においてそれなりに大きな意味がある時計だし、もしそれを息子である僕に「やるよ」と言われてたとしても簡単には受け取れないと思う――欲しいけど(^^;

ところがそこは孫ですからね、屈託なく「ありがとー」と。

確かオヤジはこの時計、2つ持ってたはずだ。そしたら「もう1つはお兄ちゃんにあげるけど、ちょっと調子悪いから修理しとくって言っといて」と。

そうか、このタイミングで2つとも2人の孫に譲り渡すのか。まるで形・・・・いや、やめとこ。でもなんだかちょっとね・・・。
きちんとどういう品なのか、伝えてやらないとな。

・・
・・・

ノンアルコールビールを旨そうに飲んでる姿を見ながら、ふと、今の僕の年齢のときに、オヤジは何をしていたか、計算してみた・・・。引き算引き算。

うわー、すげぇなぁ。少し丸まって少し小さくなったはずの背中が、また大きく見えた。

2015年5月18日月曜日

球際。

スタジアムで見ていると、自分の席から近いところならいざしらず、局面局面では正直何が起こっているかよくはわからない。
双方の選手のシルエットが重なり、その直後にボールがどう転がるのか、その「結果」でしか判断ができない。

だから、相手が攻め込んでこようとしている状況になると、やられちゃうんじゃないか、不安で心配でしかたがない。特に相手のエースにボールが送られたときなんかはなおさらだ。何しろこちとら、根がネガティブなんだから(笑)。
だからその気持ちを振り払うように声を出して応援する。だから興奮する。

が、よくよく冷静になってみると、攻められそうな場面は数あれど、結果的にゴール前の決定的なシーンはほとんど作られなかったし、枠内シュートそのものもほとんど浴びていないはずだ。つまり。

マスコミが最近好んで使っている言葉である「球際の強さ」
さらに今季の浦和で際立つ「攻めているときのリスク管理」

スコアから受けるイメージとは違い、まさしく守備の勝利であったかと。点は取れるが守れない数年前からの成長が見て取れて、おじさん感涙(T^T)
前節の馬鹿試合の反省がきちんとできていたことも大収穫。

2015 J.League Division1 1stStage #12
○浦和 4-1 東京


東京は立ち上がりから浦和最終ラインにプレスをかけにきてたけど、わりと余裕をもっていなせていた。
そして何より、無理してつながずに長いボールを蹴ってしまうという明確な選択肢もあった。そう、前線には興梠と忠成がいる。2枚あればそれなりに競り勝てる。さらにはその周辺で動き続けてくれる「じゃないほう」改め「こっちの武藤」との連係もある!

4得点につながった攻撃の形はシュート含めいずれもすばらしかったが、縦のボールがきちんと入るようになればこのぐらいの内容(ゴールが入るかどうかは別として)はできるはず。しかも相手DFには対策らしいものはなかったし。

とにかく、久しぶりにミシャサッカーらしいパスワークからのゴールがたーくさん見られて大満足なのであります。あー、酒が旨い。

2015年5月15日金曜日

謎解きは魔法のあとで。

「ミステリーに魔法使いが登場するっていうのは、ただの反則でしょ」

いやもう、それは誰でも思うって。ところが。


東川篤哉の新シリーズ、「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?」を読了。
タイトルだけを見ると魔法使いが犯罪を計画するみたいな感じだけど、さにあらず。どちらかというと探偵側、って帯読めばわかるか(汗)。タイトルはもちろん “アレ” のパロディだ。

収録されている中編4作とも、魔法にだって出来ることと出来ないことがあるんだよという設定の妙というか、結局おまわりさんが犯人を捕まえるには証拠が必要だとか、魔法使いがいてもなんだか成立しちゃってるところがさすが、なのであります。

登場人物もいい。魔法使いはあえてのステレオタイプだし、警察官はドM刑事にドS上司。どこかで見聞きしたことのあるような設定だけれども、それが軸になってるわけではなく、あくまで周辺のスパイスとして楽しめる。
そうだ、犯人もけっこう「滑稽」なんだよね。
美人上司はどうしても「HERO」のときの吉田羊にしか思えないワタシ。こういう人、けっこう好きです(照)。

ストーリーは倒叙(つまり犯人が最初にわかってるパターン)なので、読者にとっては魔法がなくても犯人もトリックもわかってる。なのに魔法使いが現れて・・・このあたりが上手いんだよなーって思う。

というかですね、けっこう本格的だから。
魔法使いの起こす騒動の中に、ヒントが隠されてるんだもん。ヤラレタ感はあるよ。

電車通勤のお供に。昼休みの暇つぶしに。十二分にほめてるつもりですが何か(^^;

続刊も早く文庫にならんかな。

2015年5月14日木曜日

その作者、急病につき。

こうして毎日のようにブログ書いてるわけだけど、最近なんだか筆が進まない。
ちっともおもしろいことが書けてない気がする。もともとおもしろいことなんて書いてなかった、とか言わないでおくれ。ガチで落ち込む(笑)。

日記のような記録のようなことはだらだらとは書けているけれど、何ていうのかな、湧いてくるようなものが少ない。

別に書きたいことがないわけでもないのだけれど、いざキーボードに向かうとどうにも指が動いていかない。
おまけに落書きという名のイラストまでなんだかうまいこと描けない昨今。

理由はなんとなくわかってるんだけどねー。
日常のアーカイブとしてのブログとは異なるものを、脳内で組み立てる負荷が常にかかっていて、外からやってくる新しい刺激を、受け止めるどころか感じることすらできてないからなんだと。インプットがなければ当然アウトプットも出てこない。

「作者急病につき休載」なんてことになりたくはないなぁ。

クリエイティビティってタイヘンだ。生業にしている方々を心の底から尊敬するわ。

2015年5月13日水曜日

【ら~めん】桂花@キャナルシティ博多

キャナルシティ博多の中にある「ラーメンスタジアム」。この春に5店舗が新しくなったということで覗いてみた。

本当は食べたことがない別の店を目指してたんだけど、大行列。時間もなく断念して、最もスムーズに入れそうな「桂花」へ。消去法みたいな選び方でごめんなさい。

注文は当然のように「太肉麺」(980円也)を。

・・・んー、間違いない。安定・安心の桂花。替玉(100円也)もして堪能いたしました~。

キャナルシティ博多、センターウォークの5F。

2015年5月12日火曜日

青春お仕事ムービー。

今回今さらながらに見てみた映画は、「青春」「お仕事」がキーワードの邦画2本立て。業種でいうと、林業と酪農。

まずは「WOOD JOB ~神去なあなあ日常~」。大好きな矢口史靖監督作品。大学受験に失敗した男が、1年間の山奥での林業研修にでかけるお話。「できない主人公」が周囲の支えによって笑顔の中で成長していく――。
染谷将太、さすが~。セリフどころか目の動きだけで表現ができる。すごい役者さんだと思いました。

矢口作品なので予想どおり、「悪い人」が登場しない。それがまずもってハッピー。それどころか皆、キャラ立ちすぎ!!いちいち説明はしないけれど、すべての役者さんがいい味を出している(個人的には優香がツボだが、伊藤英明はいろいろ凄かった)。

小ネタもあり、そして伏線がいろいろと回収されつつラストにはほっこりさせられる。気持ちのいい2時間なのでした。

三浦しをんの原作は・・機会があったら(^^;

*  *  *

もうひとつは「銀の匙 Silver Spoon」、こちらは荒川弘のマンガが原作。北海道の農業高校に「逃げてきた主人公」が、酪農を学びながら厳しい現実とも向き合い成長していく――。

んー。なんだ、このあっさり感は。なんも残らん。
厳しさもつらさも、雄大さも達成感も。甘酸っぱさも苦さも。なーんもだぁ。(←方言っぽく読んでね)

横目で見てた坊主1号に聞いてみたら、どうやらキャラクターもエピソードも「薄い」ってことみたいだ。というわけで、彼が全巻持ってる原作マンガを借りてみた。

・・・

おもしれーわ、このマンガ!もうイッキ読み!!
マンガ実写化って難しいね。しみじみ。

2015年5月11日月曜日

帰省ログ2015。

もう1週間も前の話になっちゃった――。
坊主2号とのゴールデンウイーク帰省ふたり旅は3年目。彼が中学生になる来年以降は連休の過ごし方がどうなるのか、想像もつかん。

最近ビデオってあんまり撮ってないよなーって気がついたので、今回は意識してビデオカメラを回してきた。というわけで、スチルはあまり枚数を撮ってない。結果、いい写真もあまりなく。

・・・という言い訳を並べ立てたところで、写真とともに帰省ログ。

往路の飛行機は案の定「機材到着遅れ」。特に苛立つこともなく暢気に待ってると、待合室からB737-800越しに富士山のシルエットが。
悲しいかな、これを美しく撮影する技術は持ち合わせていない。

現地では去年の「海賊船」に引き続き、今回もテーマは船(なのか?)。

まずは博多湾で周遊船。
ランチクルーズとディナークルーズの合間にこっそりと就航しているトワイライトクルーズ。さすが九州、夕陽というにはまだまだ日が高かった(^^;

あとは柳川で10数年ぶりに川下り。
70台後半の船頭さん、「いつもは1日1回しか漕がないんだけど、客が多いので今日は3回目」(本人談)とのことで、遅い遅い(笑)。しかも逆風というね。前の船にどんどん離される~(笑)。まあのんびりも悪いわけじゃない。

帰路は思い切って新幹線。狙ったわけではないんだけど、新型の「N700A」です。
約5時間の列車旅とはいえ、N700Aは乗り心地もいいし(という気がするww)、縛りつけられないぶん身体は楽ちん。
駅弁、ビール、ビール、かったいアイスクリーム、ウイスキー・・・。あー楽しー。
坊主2号はどう思ったかはしらんが(^^;
座席は富士山サイドのDE席が取れなかったんだけど、11号車11番ABという車椅子スペースのひとつ後ろが取れたので、案外居心地もよく。追記:新幹線の座席記号、間違って書いてました。修正しました。ご指摘ありがとうございました。

そして富士山はデッキに出てチェック。が雲が出ててあまりよく見えず。ちょっと顔が見えた程度だったな。
ま、多少なりとも往復とも富士山が見えたのでヨシとしましょうかね。

帰省の話はたぶんもう少し書くつもり。

馬鹿ゲーム。

1-3と逆転してからのゲームの進め方がすべて。
落ち着かせることもできず、仙台の圧力をモロにくらって、あたふたして失点を重ね。
采配についてもプレーが軽かった数名の選手(特にベンチに13と(追記:ごめんなさい、啓太いなかった)16がいただけに)を交代させる手もあったはずなのに、事実上の失着。

こんな馬鹿なゲームをしていたら優勝なんて恥ずかしくって・・・orz..
仙台アウェイはこの4年間で両チーム合計25得点。もういいのに、普通のゲームで。

2015 J.League Division1 1stStage #11
仙台 4-4 浦和△


前半、先制されてからも焦らない感じは「貫禄アリ」だったんだけどな。
まああの先制点でゲームプランが狂って、ハイペースになってしまったのがそもそも・・・か。
オフサイドポジションにいた選手が、たとえボールに触れなくてもプレーに関与したらオフサイド、でいいんだよなぁ。だとすれば、あれは明らかにオフサイド。

それよりも、あの雰囲気を作った仙台のサポーターに敬意を表したい
そしてその中での得点シーンはいずれも「レッズつえぇぇ!」、特に4点目は「おいついたぁぁぁぁぁ!」だったので、そういう意味では非常に楽しかったのは確かなんだけど(^^;

次節は東京とのホームゲーム。去年おととしも馬鹿ゲーム(いずれもアウェイゲームだけど)やってるからな、ちょっと心配。今シーズンの両チームの本来のスタイルである固いゲームなるか、馬鹿ゲームになるか・・・。

2015年5月8日金曜日

【ら~めん】上弦の月@蒲田

営業は週3日、それも夜のみ。大人気店で行列必至。なかなかにハードルが高い「熟成鶏醤油らーめん 上弦の月」。諸条件がいい具合に重なって、ついに初訪です。

開店約30分後に到着、もちろん満席だけど、並びは2番目。たとえ2番目でもかなり待つことは事前知識として入れてきたので、トップメニューの「らーめん」(650円也)の食券を買った後は文庫本を開いて気長に。

列の先頭に出たところで女将さん(若女将?)から食券を、と言われる。「お好みは」に対して、こちらも事前調査済みの「ねぎ増しで」とお願いをする。

そして再び待つ。待つ。待つ。僕の後ろにはひっきりなしにお客さんが接続する。
本を読んだり、店内をきょろきょろしたり(貼り紙で「原価めっちゃ高いアピール」がされてた)、ひとりで切り盛りする女将さんの動きを眺めたり。
1ロットが最大5杯程度で、1ロットあたり15分ほどかかってるみたいだから、しかたないな。

そしてやっと席についた次のロットの5杯目が僕の前へ。時計見てなかったけど、ここまで40分ではきかなかったと思う。

「黒と茶色」、それが第一印象。結構ガンガンに魚粉投入してたからなー。
濃い色のチャーシューもたくさん入ってるし、大きい海苔も3枚で、見た目の黒さがより増している。店内もそう明るいわけではないし、古びてる(失礼)のも要因かな。

ではいただきます。

前述の「魚粉」で気づいたかしら。「熟成鶏醤油」と店名にはあるけれど、現在のスープは豚骨魚介(^^;
でも大量の魚粉も嫌味になってないし、濃厚だけど、ただ濃いだけでなくてすごくいい。バランスの妙か。実は魚粉がそんなに得意ではない僕がそう思う。

そして麺は浅草開花楼の極太!こいつは茹で時間かかりそうだわ。
ワシワシとした食感は、この強いスープにもよくマッチ。というか、この麺じゃなきゃ!実にウマい。
ちなみに300gあるので、どう考えても200gの「小らーめん」(600円也)で十分(^^;

なんだかたくさん入ってるチャーシュー、すごく柔らかいというわけではないけど、食べ応え・歯応えが抜群。これ好きー。

総じて「強烈」ならーめんなのだけれど、この味(とこの量)で650円という値段、そして女将さんの非常に気持ちいい接客を含めてとってもいいお店だと思います。ごちそうさまでした。

ま、待つけどな。

蒲田駅西口のロータリー、向かって左のアーケード「サンロード」のさらに左の東急池上線のガード沿いの路地を200mほど進んだ右側。飲み屋がだいぶ少なくなったあたり。

*  *  *

えびそば一幻」その後。「えび醤油あじわい」「えび味噌あじわい」も食す。3種類食べた上で、「えび味噌あじわい」(太麺)がおそらく一番ぐあいがいいのだと結論づける。
ただし、えびインパクトは少し軽くなるが。

あと、すごく好きだった某家系のお店を久々に訪ねた。
客が少ないな・・・そして出てきたのは「へっ?」「うわっ」。バランスもおかしければ深みもなく。ごめんなさい、もう来ないと思います。

2015年5月7日木曜日

「を探せ」ってことで。

写真を使った一発ネタみたいな感じですが、この赤のボーダーTシャツを着こなせるのは、ウォーリーか楳図先生ぐらいしか思いつきません。ぐわし。

お店でね、モデルさんが着用した写真パネルがあってね、それがすご~く素敵に見えたんですよ。しかも割引の値札がついててててててて(←衝動にかられる様子)

買ったはいいが、ちょっとドキドキして袖を通せてない(汗)。

そんなわけで夏物の“おっかいものー”に出かけたわけなんだけど、このTシャツのインパクトのせいですっかり他のものが霞んでしまいましたよ(←自業自得)
霞んだのは、さわやかな印象wwのブルーの半袖シャツ。ぱっと見はわからないけど、実は2色のドット柄

そうそう。
最近TVコマーシャルでやってる、ジーンズ風なんだけどジャージみたいなパンツを試着。ああらくちん。が決定的に似合わない・・orz..

クロップドパンツも9分丈のアンクルパンツも、おっさんには難しいです。結局普通の丈のチノパンを買う私。個の力が足りません(©じゅんいちダビッドソン)

2015年5月6日水曜日

消化試合。

攻めまくるしかない相手(しかもけっこう強い)に対して、そうそうポゼッションが上がるわけはなく、らしくないという見方もできないのではないのだけれど、それでも十分に集中した守備からカウンターで仕留めるというのも、ある意味浦和のスタイルであり、しっかりとした内容に結果が伴ったんではないかと。

2015 AFC Champions League GroupG MD6
BRISBANE ROAR (AUS) 1-2 URAWA RED DIAMONDS (JPN)


勝った!勝った!ACLで勝った!
・・・だいぶおせーよ(^^;

なかなか出場機会のない選手たちにとって、このレベルでの90分間というのは大変なんだろーなー。

おかえりしんぞー。

2015年5月4日月曜日

5万観衆に見せた今季の姿。

2015 J.League Division1 1stStage #9
○浦和 1-0 G大阪


やっと映像確認。
完勝と言うつもりはないけれど、試合前から願ってた「焦らず落ち着いて冷静に」ということが実践できていたと思う。これならば、そう簡単に負けることはない。

逆に焦れたのは相手側だったかもしれないし、今季を象徴する終盤の得点は、その結果として十分に納得感のあるものだ。

球際も激しく厳しかったし、バランスも崩さなかった。これも今季のスタイルだ。

というかですかね、ヤッター!!!

2015年5月1日金曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#22

サッカー日本代表のハリホリさんが代表選手の体脂肪率を暴露(笑)してしまったことで、逆に測定方法も含め、「体脂肪率ってのは水モンだよ」という認識が世の中に広がってホッとしておりまする。いや、ホッとしちゃいかんのだけど(^^;

【2015年4月期】
トレーニング回数:3回

もう1回、やろうとは思ったんだ。思ったんだけど、めんどくさくなりました。それが「自分でやる」ことの最も難しいところ。そんなふうに自分に甘いのは俺だけでしょうか。

主要メニュー
有酸素系が1回、全身ガッツリが2回。メニューとしてはいつもどおり。
ただ、気温が上がってきて汗がしっかりと出るようになったのはいい。特にトレーニング終わりでの「俺がんばった」感がすばらしい。たとえそんなに頑張ってなかったとしても。

最近ちょっと話題になった写真の小さいフィットネスボール(直径26cm)。テレビ見ながらでも膝にはさんでくいくいっとしてると大腿の内側が・・・すぐ飽きた(^^;

計測
前月比、体重-0.5kg、体脂肪率-1.7ポイント。
シーズン2開始からは-1.6kgの-0.2ポイント。
実は月半ばの計測のときに、「シーズン2開始から最も体重の少ない瞬間」が訪れまして。ぱちぱちぱち。ま、文字どおり「瞬間」だったんですけどね(涙)。
体脂肪率はえーっと・・・水物です。
そして明日からのゴールデンウイークで、ゆるゆるになる自信が俺にはある(キッパリ)。

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