営業は週3日、それも夜のみ。大人気店で行列必至。なかなかにハードルが高い「熟成鶏醤油らーめん 上弦の月」。諸条件がいい具合に重なって、ついに初訪です。
開店約30分後に到着、もちろん満席だけど、並びは2番目。たとえ2番目でもかなり待つことは事前知識として入れてきたので、トップメニューの「らーめん」(650円也)の食券を買った後は文庫本を開いて気長に。列の先頭に出たところで女将さん(若女将?)から食券を、と言われる。「お好みは」に対して、こちらも事前調査済みの「ねぎ増しで」とお願いをする。
そして再び待つ。待つ。待つ。僕の後ろにはひっきりなしにお客さんが接続する。
本を読んだり、店内をきょろきょろしたり(貼り紙で「原価めっちゃ高いアピール」がされてた)、ひとりで切り盛りする女将さんの動きを眺めたり。
1ロットが最大5杯程度で、1ロットあたり15分ほどかかってるみたいだから、しかたないな。
そしてやっと席についた次のロットの5杯目が僕の前へ。時計見てなかったけど、ここまで40分ではきかなかったと思う。
「黒と茶色」、それが第一印象。結構ガンガンに魚粉投入してたからなー。
濃い色のチャーシューもたくさん入ってるし、大きい海苔も3枚で、見た目の黒さがより増している。店内もそう明るいわけではないし、古びてる(失礼)のも要因かな。
ではいただきます。
前述の「魚粉」で気づいたかしら。「熟成鶏醤油」と店名にはあるけれど、現在のスープは豚骨魚介(^^;
でも大量の魚粉も嫌味になってないし、濃厚だけど、ただ濃いだけでなくてすごくいい。バランスの妙か。実は魚粉がそんなに得意ではない僕がそう思う。
そして麺は浅草開花楼の極太!こいつは茹で時間かかりそうだわ。
ワシワシとした食感は、この強いスープにもよくマッチ。というか、この麺じゃなきゃ!実にウマい。
ちなみに300gあるので、どう考えても200gの「小らーめん」(600円也)で十分(^^;
なんだかたくさん入ってるチャーシュー、すごく柔らかいというわけではないけど、食べ応え・歯応えが抜群。これ好きー。
総じて「強烈」ならーめんなのだけれど、この味(とこの量)で650円という値段、そして女将さんの非常に気持ちいい接客を含めてとってもいいお店だと思います。ごちそうさまでした。
ま、待つけどな。
蒲田駅西口のロータリー、向かって左のアーケード「サンロード」のさらに左の東急池上線のガード沿いの路地を200mほど進んだ右側。飲み屋がだいぶ少なくなったあたり。
* * *
「えびそば一幻」その後。「えび醤油あじわい」「えび味噌あじわい」も食す。3種類食べた上で、「えび味噌あじわい」(太麺)がおそらく一番ぐあいがいいのだと結論づける。
ただし、えびインパクトは少し軽くなるが。
あと、すごく好きだった某家系のお店を久々に訪ねた。
客が少ないな・・・そして出てきたのは「へっ?」「うわっ」。バランスもおかしければ深みもなく。ごめんなさい、もう来ないと思います。
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