2020年2月15日土曜日

さんぽニスト、旧成田街道をゆく。その壱

地下鉄が地上に出る。鉄橋を渡る。川の向こうから朝日が昇ってくる。初めての場所。
眠かった頭が動き始めた。これが心躍るというやつか。

・・・てなわけで久しぶりにロングさんぽにお出かけです。

水戸街道も道半ばではあるのですが、せっかくなんで水戸のゴールは梅の季節にしようかなと思い。正月だし成田山新勝寺を目指そうじゃないかと思いついた!のに、実際に歩いたのは2月に入ってからですけどー。

成田街道(佐倉街道とも)は、水戸街道の新宿(にいじゅく)から分岐します。家から行きやすい京成線の青砥駅(駅名の青砥と地名の青戸はどういう区別なんだろう、とは深く考えず)から環七沿いに中川橋まで行って新宿に入り(およそ徒歩30分w)、そこから本格的にスタートです。



最初に通るのは葛飾・高砂の住宅街。大勢の黄色い帽子を被った小学生がいて何事かと思ったら、ただの集団登校の集合場所だった。なるほどこのあたりは下町というよりも新興住宅地の雰囲気だな。そういえば葛飾区は子育て支援がどうたらこうたらという話を聞いたことがあるようなないような・・・と思いつつ歩いていると、遅刻したのか全力で走る6年生ぐらいの男子がいて、なんだかほっこり(^^;

そうだ。そもそもの企画が「初詣」だったし、ちょっと街道を離れて、寄り道しよう。



朝の柴又帝釈天は人影もまばら。漂う空気は凛としてて、すごくいいですね。「いい」以外のうまい言葉が見つかりませんけど。ただ朝が早すぎて庭園には入れなかったのは残念。
参道のお店も開店準備前だったりするので、早々に街道に戻ります(^^;

柴又街道経由で成田街道に戻り、ザ下町な江戸川沿いを下流に向かい、市川橋を渡って千葉県へ。
県境を越えるのは毎度のことながらテンション上がります。しかも今回渡ったところに市川関所跡があって、その「木枠」を額縁のようにして江戸川そして東京側を眺めると、ちょっとした感慨のような心持ちがしたりします。思えば遠くへ来たもんだ(^^;

その市川、やはり大都会。川を渡るとこんなに雰囲気変わるんだねー。というあたりが八幡宿。ほとんど宿場らしいものは何もない――のだけれど、やはり街道沿いには神社仏閣は多い。多い。めちゃくちゃ多い。規模の大小はあれど、100メートルごとに1つあるみたいな感じ(←超大袈裟)。なぜでしょう、と深くは考えず(^^;
一応頭を下げたり手を合わせたりしつつ通過しております。

この「またあった」は船橋宿まで続いていくのでした。

ところで船橋宿の入り口にあたる西船橋駅界隈、地名は「西船」なんですね。初めて知りました。ニシフナって愛称かと思ってたわ。京成の駅は西船だし、どういう使い分けしてるんだろう、と深くは考えず(^^;

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#船橋宿 #旧成田街道 #さんぽニスト

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本町という地名が残っているのは大きな宿場の特徴ですかね。

船橋宿を出て、市船じゃない「県立」船橋高校を横目で見つつ、成田に向かう国道296号が左に曲がり、現在の「成田街道」へ。
たぶん一本道なんでしょうね、上下線ともずーっと渋滞。歩くのとそんなに変わらないとこもあったりしてね。運転手の皆様お疲れ様です。

しばらく行くと自衛隊の習志野駐屯地と演習場が右手に見えてくる(ちなみにここは船橋市)。写真とか撮っていいもんだろうか。どきどき。

と右ばかり見てたんだけど、ふと左に目をやると遠くのほうに巨大マンション群が見えてきた。ちょうど八千代市に入ったあたり、なんとも唐突な「ニュータウン感」。あれが東葉高速鉄道の沿線なんだろうな。
歩いている成田街道沿いは特に大きな建物がないだけに、すごく不思議な景色だ。

とそろそろ大和田宿・・・のはずがしばらく地図を見てなかったら京成線でひと駅ぶん通り過ぎてた(汗)。ぼーっとしてるってことはちょっと疲れが出てきたかな。ならば今日はここまで。



今回の行程:青砥駅~新宿~(帝釈天)~八幡宿~船橋宿~大和田宿~勝田台駅(→GoogleMapsのマイマップ)。お昼ごはんは東船橋付近のらーめん屋。別の店舗で食べたことある(→リンク)ので内容は割愛。
ここまでの行程:[1]新宿~勝田台


今回の歩いたところ、特に千葉県に入ってからはほぼ大通り沿い。あまり特徴的なことはなかったかもしれません。それでも何かないかな、と思いながらキョロキョロしながら歩いていくのが基本です。
でも、右を見てると左を見落とします。
足元ばかりを見ていると、進むべき方向を見失いがちです。
そんなことも含め、いろいろ考えたりする時間だけはたんまりとあります。
歩いてると人は哲学者になるとかならないとか(^^;

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