2012年10月16日火曜日

さよならのためだけに。

ちょっと風邪気味だったんだよね。だから週末は宴会以外では外に出なかった。逆に言うと宴会のためにコンディションを整えてたわけだ(爆)。
おかげでだいぶ本、読めたなー。

*  *  *

お口直しで読み始めた東川篤哉「ここに死体を捨てないでくださいは実に良かった。軽妙なスタイルはそのままに、何て言うのかな、重厚さというか、ちょっと刺さるような感じがプラスされて・・・烏賊川市シリーズでは個人的には最高傑作かもしれない。
次の長編が非常に楽しみ。

で、ミステリは少しお休みして。

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我孫子武丸「さよならのためだけに」、近未来SFサスペンスってな感じでいいんだろうか?

遺伝子情報を解析する「結婚相談所」、そのマーケティングとか、宣伝活動とか、政治的な情報操作(誘導?)とか、相性、マッチング、DNAの優性・・・。

RFIDなんかの技術イメージは間違ってなかったりするもんだから、変なリアリティがあって、キーワードを並べるだけでもちょっと背筋が寒いわ。

でもね、本当の現代のテクノロジーは、すでにテクノロジー単体で歩き始めているわけではなく、社会システムそのものに関係するものとして歩みを進めている。
そのことは理解しているつもりなのだけれど・・・この近未来SF、怖いもんは怖いのよ。

ただ離婚したいだけのカップルに迫る謎の黒スーツの男たち。スピーディな展開、裏切られるチームワーク。少しずつ変わり始める主人公の心情。

まるでゲームのようにボスキャラ的な奴のさらに奥から現れるラスボス。最後の戦いに挑む主人公!

そうしてなんだか「期待どおりの」ハッピーエンド。

ん、待てよ?これは本当にハッピーなのか?

・・・(ちょっと考えてみる)・・・うわっ怖いっ。もちろん細かくは語れないけど(^^;

映画的な要素も盛りだくさん(ハリウッド映画でありそう)。てことでおもしろかったのだ。

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