2012年4月25日水曜日

北鎌倉のビブリア古書堂。

本、好きですか?
読書好きで、神保町から駿河台下に向かうときは道の南側を歩いてしまいたくなるあなたなら、きっと!(何の話だ)

「本屋大賞ノミネート」の煽りに乗って読み始めた三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」

表紙のイラストがいかにもなので、ちょっと買うのをためらったわ(^^;
そして・・・色白黒髪眼鏡白ブラウス、世間知らずの人見知りの恥ずかしがりや・・・っていう主人公の設定も含め、まごうことなきライトノベル(笑)。いやー初体験(^^;

だけどさ、おもしろいんだ、これが。

短編集なんだけど、それぞれの話に連続性があって・・・そうだな、連続ドラマの1話完結ミステリーみたいな感じかな(伝わる?)。
北鎌倉の風景もリアルにイメージできるし、あの風景と古書店がなんともマッチする。そしてそこに持ち込まれた1冊の本から始まるミステリー。
正直、ちょっと感動するような話もあるぞ。

ま、謎解きのときの伏線の解説がちょっと冗長かな、という印象はあるものの。

気に入ったっす。どのぐらい気に入ったかというと、まだ「1」を読んでる途中なのに、「2」も買ってしまったというぐらい(^^;

ちょっとネタバレなので、文字を白くしておこう。
「スピン」なんて単語を聞いたの何年ぶりだろ?仕事で上製本を作ってたときのこと思い出した。
とおいおもひで(笑)。

『なにかの役に立つといふことを抜きにして、僕達がお互ひに必要とし合ふ間柄になれたなら、どんなにいゝことだらう』
引用の引用ですが(^^;

*  *  *

そうそう、ススキノ探偵シリーズ、ついに完走。文庫で出てる11冊を読み終えた。
最後のほうはちょっと義務感?(笑)
素敵な話ではないし、どちらかというと「ヤな感じの話」なんだけど、それでもそれなりに、いやけっこう楽しんだ。
文庫なので古書店――B●●K-●FF(伏字になってないがな)とかに持っていくと二束三文なので、読みたい方がいらっしゃったらまとめて差し上げま~す。

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