久しぶりに、本当に久しぶりに、家で晩酌しながらじっくりとプロ野球観戦(地上波は延長放送がないので、CSのG+で)。
2011 NPB Inter-League
GIANTS 0-2 FIGHTERS
北海道日本ハムが、「ほとんど失点しない」チームであることは当然知っていたけれど、それは「投手力」の賜物だと、漠然と思っていた。
が、本当の凄みは「守備」だった。
翌日のスポーツ紙の記事の表現を借りると、
『4回に2点を先制すると、先発ブライアン・ウルフ投手が再三のピンチをしのいで6回無失点。7回以降は宮西、榊原、増井、武田久の盤石リレーで逃げ切った。』
となるんだが、実際にピンチをしのいでいたのは守備陣だった。
たとえば6回裏、ジャイアンツの攻撃。
先頭のラミレスは三遊間への深いゴロ。あのへんのチームならそのままレフト前ヒット。このへんのチームなら、追いついても投げられず。そのへんのチームなら、悪送球かショートバウンドでファーストぽろり、かな。それが普通にアウト。
2人目は阿部。ライト線、フェンスに届くヒット。当然普通はダブル。それが見事なクッションボールの処理と中継で1塁止まり。そう、この時点で「無死2・3塁」でもおかしくない。ウルフは限界ギリギリだったはずなんだ。が、現実は「1死1塁」。
続く脇谷の打球は強烈にファースト方向へ。抜けてても不思議じゃないし、あのへんの選手ならはじいてるだろうな。それが普通に2塁フォースアウト。かろうじてダブルプレーは避けられたが。
そして鈴木のあたりは高いバウンドでショートへ。ワンバウンドした時点で内野安打かと思ったら、ハーフバウンドで押さえ、しかもものすごいクイックなモーションで送球した飯山。鳥肌立った。
そう、この時点で、アウトカウントを増やすことなくジャイアンツは追いついていてもおかしくなかったのだよ。
次の回も代わった宮西から先頭の谷が左中間真っ二つ。これも見事としか言いようのない処理で谷は慌てて1塁に戻る羽目に(この1人で宮西は交代したし、増井も武田久もヒット打たれてるからね、決してこの日の投手陣は磐石ではなかった)。
そしてダブルプレー。実に簡単である。
中田翔がサードにいるんだから、やたらに守備の上手い連中で固めているわけではないはず(^^;
だが、本当に感動モンの守備。鍛えられている。こりゃ、なかなか点は取れない。ピッチャーもラクチンである。
プロなんだからあたりまえなのかもしれないけれど、これで十分金取れるわ。
いやー、すごかった。スタジアムに行きたくなった。
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