東野圭吾の加賀恭一郎シリーズ「あなたが誰かを●した」を読む。
訃報後最初に発売された文庫本で(たぶん)、同シリーズの「どちらかが彼女を●した」「私が彼を●した」を読んできた私にとって買わない選択肢はなかった。
毎度のことですが「おっかない文字」は●にしております。ご了承ください。
事件が起こる前、およそ50ページ、その描写がまずもっておもしろい。
これぞ達人の「人間描写」かと唸る。
そして“誰か”とタイトルで宣言されてるように事件は起こる。その時点でたくさんの登場人物全員の「像」が浮かぶからこその緊迫がそこにある。すげぇぞ東野圭吾!
現場となる別荘地ってある意味クローズドサークルで、「閉ざされた別荘」ほど密室ではないけど、むしろリアリティを感じちゃうのよ。もうね、50ページでヤラれてるちゃったわ。400Pオーバーの作品なのに。
“無差別なれど計画的 ”
ミステリにこれほど刺激的な設定ってあるだろうか(たぶんあるんだろうけど)。
自首、しかし口を閉ざす犯人。
ネット上に拡散される憶測と被害者たちの黒い噂。
そして別荘地の住人たちの「嘘」。だが。
『覚えておいて。彼に嘘は通用しない』
小さな会話から、小さな違和感から、その嘘に潜む真実が加賀恭一郎によってあぶり出されていく。
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グイグイ読まされた。
でもそこはミステリーだから、ちょっとページを戻ったりして確認しつつ、ね。
おもしろかった!!
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