発売から早1年以上。直後から出来の良さは聞こえてきてて、なのに「まだ」と書いたのは去年の8月のことだったか。
星野源「POP VIRUS」をようやく聴くことができている。
印象をひと言で書くと「嫉妬」かな。
「逃げ恥」とその主題歌「恋」で認知した方々にとっては驚くほどアグレッシブというか、挑戦的で驚くアルバムだろうと思う。
わかりやすいPOPアルバムでは決してない。それでもPOPという名に偽りのない軽快さというのかな。
ぜんぜんセールスにつながらなくてもおかしくないような作りをしつつも、しっかりと「POP」という文字列が想起させるイメージに仕上がっている。
なのにそこに陰のように存在する歌詞の世界――文学的で哲学的な香り・・・ダークと呼んでもいいかも。
なんだこりゃ?なのだ。
まさに蔓延していく力を持ってる。
シンガーソングライターとしてこんなアルバムをヘーキで作ってしまうくせに(おまけに踊れるし、ギター演奏も超上手いんだよ)、コントやバラエティー番組でも重宝されて、文筆家としても評価されつつ、もちろん役者としてもポジションを確保している。
それだけじゃない。
何より「逃げ恥」の影響か、いいひとに思われているのが、嫉妬の対象なのだ(笑)。腹が立つと言い換えてもいいかも。
あいつは絶対腹黒いぞ。歌詞読めばわかるじゃん。みんなだまされんなよ。知らんけど(^^;
ファンの裏返し感情ですからね、怒らないでね(懇願)。
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いいアルバムでした。いやマジで。少なくとも僕は感染したよ。オススメ。
時節柄、感染だとか蔓延とかなあ。わざとじゃないからね(言い訳)。
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