今回今さらながらに見てみた映画は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」です。15年ほど前の作品。意訳すると“鬼さんこちら”とかかなぁ?と調べてみたら本当にそういう意味もあるらしい。おおっ。
若き天才詐欺師にレオナルド・ディカプリオ、それを追い続ける捜査官にトム・ハンクスという2大スターの共演。そして監督はスティーブン・スピルバーグ、お得意の「実話に基づく」だ。タイトルからイメージするようなポップな追いかけっこではないかな。詐欺師の手際を存分に見せること、それに加えて「なぜ詐欺師でなければならなかったのか」という内面を強烈に描く。
そしてその内面を知りえたことで、何かが通じていく追う側と追われる側――。
間違いなくヒューマンドラマです。
それに加えて迫力のある展開、映画的な華やかさやどきどきもあって、すんごく楽しかった。
何より、ディカプリオ。これまでにいくつか見てきた彼の作品の中で「これ一番良くないっすか」と自分に問いかけちゃうぐらいのハマリ役だと思いましたですねぇ。
明らかに犯罪者なのにどこか憎めないのは演技によるところも大きいだろうし、その印象がラストにつながっていくのだとするとそれは見事すぎるかと。
「実話モノ」とは思えない、何かがそこにはありました。
・・・人は見た目に騙されるからね(笑)。
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