前回からのつづき
ここ10年ほど、アルペンレースの世界をほんの少しばかり覗かせてもらっている。
もともと嫌いじゃなかったし、シロートなりに楽しいのは確か。
僕自身負けず嫌いだし、競技特性としてはコンマ1秒でも早くゴールにたどり着くのが目的だから、少々の無理は当然するものだと思う(無理せず早いのが最良だろうが、そのことはちょっと置いておいて)。
でも「ビビリ」だもん。ギリギリの向こう側にはやはり行けないもの。「これ以上は(気持ち的に)無理」っていっつも思う――「これ以上」が存在していることは頭では理解しているけど。心技体の技と体は大丈夫だと感じてる気もしてるけど。
言い換えると、負けるのは悔しいくせに、勝負しないっていう自己矛盾を起こしている。練習もしないし(汗)。
そういう性根がアルペンレースには向かない人なんだと思う。アルペンレーサーに限らず、基礎屋にも「行ける」人はいっぱいいるけどね。
そして頻繁に聞こえてくるのが怪我の話。
あっちでもこっちでも怪我するわけよ。それも僕からしてみたら大怪我を。
そんでもってわりあい心が折れてない。というかむしろメラメラしている人が多いように感じる(偏見だったらごめんあそばせ)。
すごいなー。尊敬する。マジリスペクトってやつだ。
でも僕はそうじゃないもん。
レース中に小さい怪我をして以来、さらに怖さが増してるもん。
向いてないな。
いや本当はさ、ゲレンデで注目を浴びるほどにかっこよく滑れて、スキーの楽しさを教えることもできて、レースに出れば速くって、バックカントリーやフリースタイルも楽しめて、スノボにだって造詣が深くて、というのが理想形だということは承知の上で。
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