2016年4月14日木曜日

凶悪さを演じる男たち。

今回今さらながらに見てみた映画は「凶悪」です。
実話をベースにした、その名のとおりの犯罪映画。原作(原案?)が「新潮45編集部」というのだから、そうしたリアリティは十分。

物語は死刑判決を待つヤクザ者の「告発」から始まる――まだ知られていない殺人事件がある。実行犯は自分だが主犯格がシャバでのうのうと暮らしているのが許せない、と。この話の信憑性を感じた雑誌記者が過去の事件を掘り起こしていく――。

前述のように犯罪描写にはリアリティがあって、怖さよりも嫌悪感満載なんだけど、それに関わっていく人々の狂気、凶悪さを映し出す役者さんたちの演技が強烈だった。
ピエール瀧、リリー・フランキー(こうして並べるとどこの国の映画かわかりませんなw)、そして山田孝之。日本映画界が誇る演技派たち。

あーすごかった。
女優陣、池脇千鶴も白川和子もすごかった。

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