今回今さらながらに見てみた映画は、くしくもKAT-TUN改め「K-UN」(違)の亀梨和也出演作2本。
まずは主演の「ジョーカー・ゲーム」。原作、買おうかどうしようか、本屋でずいぶん長いこと悩んでたら「映画化されるよ」という話を聞き及び、結局読んでない(^^;
簡単に言うとスパイアクション。大戦前夜、某国の持つ「ブラック・ノート」を奪い取れという指令が下され・・・という話。ストーリーについてはこれ以上はやめておきますが、邦画の場合、配役で想像できちゃうところがあるのはカンベンしてほしいなぁ(^^;
全体にすごくスタイリッシュな映像。そこはかなり意識して作ってると思う。
そしてその映像の中に描かれる男は、なかなかにカッコいい。スピーディだし、アクションのキレもある。
・・・なのにちょっとのめり込めない。
なんでだろってずーっと考えながら見てた。でひとつの結論としては、「この物語の中で描かれるスパイとしては少々軽すぎ・明るすぎ」なのだと思う。別の言い方をすれば「細い・小さい」か。
あと、できればもう少し「頭脳戦」が見たかったかも。登場人物がわりとみんな肉体オンリーなんだよねー。
そんなわけで、最大の見せ場は深田恭子のチャイナドレス姿!でしょうか(笑)。
* * *
もう1本は妻夫木聡が主演した「バンクーバーの朝日」。亀梨和也は助演。
約100年前にカナダに実在した日本人野球チームの「朝日」(←野球好きにはわりと有名なチーム)。人種差別と戦いながら活躍する選手を描く、実話をベースにした物語だ。が。
ごめんなー、あんまりおもしろくなかった。
「大作だぞ、すげえだろ」と「ほら、感動しろ」感がちょっと鼻についた。
誰が/何が悪いわけではないのだろうけど、ストーリー的にこうなってこうなってこうなるよねー、が冒頭で透けちゃった感じもあってさ。
人種差別問題なのか、当時の社会情勢なのか、日本人とカナダ人の関係性なのか、朝日軍という野球チームなのか、苦悩する若者たちの友情なのか、テーマも散漫だった気がする。
せっかく亀梨-上地雄輔のバッテリーなんだからもっと野球見せろという気もしないでもなかったり(^^;
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