2024年12月31日火曜日

翳りゆくひと。[073]


[073]

5月26日日曜日、片付け2日目。

今日もなかなかあっちゃんの荷物の準備は進んでいかない。
それでも、あっちゃんとみぃさんが話しながら、少しずつ少しずつ。やはり身に着けるものの準備は女性同士じゃないと。わたしには絶対にできないことだったと思う。

一方わたしは、今日もマサさんの部屋にこもっていた。
前日マンションの権利書を発見したので、もう「部屋ごと処分」でもよかったのだが、懸案のひとつである「ゴルフ場の会員権」は可能であれば発見したかった。
そしてもうひとつ。以前マサさんは国から表彰されている。その際に授かった記念の品がどこかにあるはずだ。本来ならリビングに飾ってあっても良さそうなのに見当たらない。わたしも現物を見たことがないのだが、きっとどこかに。
遺跡を発掘するかのように奥へ奥へと進んでいく。

「見つかった?」

ちょっと疲れてしまったあっちゃんを休憩させて、みぃさんが部屋に入ってきた。

「本当になんでもかんでも取ってあるね」

床に散らばった封筒の中身を出しながら言う。本当にそのとおりだと思う。もちろん捨てることが必ずしもいいというわけではないだろうが、保管するならもう少し整理しておいてほしかった。

と、みぃさんの手元の封筒から出てきたものにわたしの目が止まった。

「あ、それって」

それは1台のスマートフォンだった。この白い保護ケースは、行方不明になったまま回線を解約した、マサさんのもので間違いない。
そしてそのスマホが入っていた封筒からは、同じく去年から所在がわからなくなっていた身体障害者手帳も。

その封筒に入っていたのは、大枠で2023年1月から2月にかけて届いた郵便物。当時のマサさんの行動を想像すると、リビングテーブルの上に置いてあった郵便物をばさっとまとめてひとつの封筒に入れて、この部屋に持ち込んだ。その封筒に入れるときに、テーブル上にあったスマホも手帳も何もかもまとめて入れ込んでしまったんじゃないだろうか。

障害者手帳は老人ホーム側からも提出を求められていたもののひとつなので、見つかってよかったけども、なんだか笑うしかない。
わたしの集中力も切れてしまったような感じだ。

「そろそろお昼、買ってくるよ。休んでて」

そうあっちゃんに声を掛け、最寄りのスーパーまでみぃさんを伴って買い出しに出る。

「ほら、ここに売ってるでしょ」
「ほんとだ」

総菜コーナーの脇に積み上げられているカップ味噌汁。昨日室内から大量に見つかったものとまったく同じものだ。ここに来るたびに1つ2つと買い求めてたあっちゃんの姿を思う。

「本当に食事、作らなくなってたんだろうね」

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2024年12月29日日曜日

アスフレ躍進中。

ようやく、ようやくみんなのホームアリーナ、開幕です。
大田区総合体育館、耐震工事等の改修のため、今シーズンはここまで使用できなかったのです。以上説明。

で、迎えたGame1。
ちょっと汚い言葉で書くと、自爆ターンオーバーがアホほど多くて
とにかく攻撃が回らない。

ならばディフェンス、だよな、って感じでさ、相手に走る余裕を与えず、そして追いつけばひっくり返してそのまま逃げ切った。

今季らしい快勝って言っていいかもしれない。

○東京Z 81-72 山口

おい、その右の羽(x_x)

Game2。
今度はアホほどシュートが入らん(x_x)
気がつけばFTすら入らなくなって・・・あかん点数が積み上がらん。

ならばディフェンス(2日連続)。

でもなかなか事態も好転しないまま試合が終盤・・・なのだけど、MC Umeが戻ってきた僕たちのホームは「完全体」
たとえエースPGの脚が攣ろうとも絶対大丈夫だと思えた。いやホントに。嘘じゃないって。

○東京Z 71-67 山口

逆転、そして競り勝った。内容は褒められたもんじゃないかもしれないけど、僕たちのホームで僕たちが応援してるチームがすばらしい結果をもたらしてくれたこと。これ以上求めるものなんてない。本当にそう思う。


これでアスフレさんの貯金は6。今年のスローガンどおり、マジで「躍進」だ。
いい新年が迎えられそうです(笑)。


2024年12月27日金曜日

なぜ悪い。~紅白プレビュー~

年の瀬です。大みそかは紅白です。出場歌手、曲目、そして曲順が発表されました。


ということで毎年恒例のプレビューを書きますけども。

やはりこの話は避けて通れないかなぁ。
個人的には過度なキャンセルカルチャーではあると思う。園子温の問題と、星野源と楽曲とは並んで語られるべきものではないから。シンプルにすばらしい楽曲である「地獄でなぜ悪い」を聴きたかったといういちファンとしての思いもある。
ただ一方で不要な軋轢を生まないように配慮する、という考え方も十分に理解できる。それは「認めた」とか「屈した」ということではない。配慮だ。
その上で『アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。』とした部分に大いに賛同したいし、その思いをもって「ばらばら」を聴きたいと思う。以上。


今回の楽曲で目に留まるのは坂本冬美「能登はいらんかね」石川さゆり「能登半島」。うむ納得の選曲である。
あれ?ご当地ソングの女王・水森かおりは??「輪島朝市」って曲あるよね・・・?と思うわけじゃないですか。でよくよく見てみると「紅白ドミノチャレンジSP」なわけですよ。ドミノありきでしたか。ドミノ倒しはさすがにちょっと・・・これも配慮なんだろうけどさ、ドミノのほうを止める選択肢もあったのでは。

企画といえばあれほどけん玉はやめとけって言ったのに(x_x)
それこそ「失敗したたったひとりの人がネット上で責められる」姿は見たくないのだよ。てかそもそも飽きた(苦笑)。

・・
・・・

今年は特に後半戦がアツイ。言わずもがなのCreepy Nutsから始まって(軽く踊っとこ)、GLAY「誘惑」ですぜ!これは盛り上がっちゃいますね!!

特別企画のB'z(!)と藤井風が並ぶラインナップとか豪華すぎん?

「神田川」「なごり雪」が続くラインナップはフォークギター(アコースティックギターとは言わん!)弾きたくなりますね(ならない)。
僕、中坊んとき「かぐや姫ベスト」のLP買ったことを告白しておく。あ、「なごり雪」もオリジナルはかぐや姫よ。

特別企画「追悼・西田敏行さん」は泣きそうだなぁ。田中健は例の笛、吹くのかしら?

THE ALFEEは聞き逃し厳禁だし、そして帰ってきた高橋真梨子「for you...」はもちろん日本中で大合唱ですね。
さらには玉置浩二「悲しみにさよなら」を。怒涛の終盤戦は視聴者側の声が枯れそう。
家族から「うるさい」と怒られない程度に(笑)。

なんだいつもと変わらんじゃないか、なんて言わないで。紅白歌合戦というコンテンツそのものが“偉大なるマンネリ”なのです。それこそ“風物詩”というものですから。マンネリでなぜ悪い!

というわけで今年も大みそかはFacebook上で騒ぎますんで、ぜひご一緒しましょう!!
歌って騒いでなぜ悪い!


2024年12月26日木曜日

翳りゆくひと。[072]


[072]

マンションに戻ると、みぃさんが保険関係の書類をひととおりまとめ終えてくれていた。内容は後日改めて確認することにしてわたしの自宅行きのダンボールの中に入れ、そして意を決してふたりでゴミ、特にダイニングテーブルまわりに放置されている食品類をゴミ袋に入れ始めた。

あっちゃんがソファに座ってのんびりしているのをいいことに、何を確認するでもなく「これは捨てる」と一気に作業を進めた。
テーブルの上の食べかけや賞味期限切れのパン、買ってきたまま置いておかれたようなプチトマトをはじめとした野菜類・・・燃えるゴミの袋が次々に増えていく。

一方で賞味期限に余裕のある加工食品類もいくつか出てきた。

「これ、まだ食べられるからもらってくね」

レトルトの食品とか紅茶のパックとかカップラーメンとか。こちらも出てくる出てくる。
特にお湯を入れるだけのカップ味噌汁は、10数個も同じものが在庫してあった。
記憶によれば、この某料亭の味の味噌汁は、近所のスーパーの総菜コーナーに置かれている。料理をするのが面倒になったあっちゃんが総菜と一緒に都度都度買ってしまったんだろうと想像する。家にあることは考えずに。笑い話にもならない。

あっちゃんが飲み続けていた野菜ジュースも買ったままの24缶入りの箱が2つ見つかった。箱が開いてるのはホームに持ち込む荷物に加えるとして、未開封のものはもらってしまおう。
わたしの自宅行きのダンボールは食材だけで3つになった。

やがてダイニングテーブルの上はきれいになった。
その状態を見てもあっちゃんはテーブルが片付けられたということに対して何かコメントをすることはなかった。気づいていないというほうが近いかもしれない。
やはり自分の周囲以外は認識してないんだろうな。

普段は座る人のいないダイニングチェアの上からは、本来は飲み終えてなければならないはずの処方薬もたくさん出てきた。クリニックへはおよそ1ヶ月ごとに通院しているはずで、数週間分が残ってるだけなら理解はできるのだが。

「薬、たくさん出てきたよ。やっぱりときどき飲み忘れてたみたいだね」
「そんなことないわよ、毎日飲んでるわ」

飲んだ飲んでないの話をここで言い始めてもしかたがないな。

薬は当然ホームに持ち込むべき荷物のリストに含まれている。余剰分は引っ越し荷物のダンボールのほうに移動させた。入居当日朝までの分には、25日夜、26日朝、とみぃさんが付箋を貼り、広くなったテーブルの上に並べてくれた。
そういえば日々の薬については以前ながいきセンターのセイコさんが壁掛けのお薬カレンダーを用意してくれていた。確かにそのカレンダーは今も壁に掛けられてはいるが、何ひとつ薬は入れられていない。これもただの風景になってしまったのだろう。

そうこうしているうちに、すっかり夜になってしまった。ただゴミを片付けただけで、結局あっちゃんの荷物の準備は何ひとつ進まなかった。

「そろそろ夕食にしよう。隣のお好み焼きはどう?」
「あそこのレストランもあるけど」

そのレストランはずいぶん前に閉店している。もちろんあっちゃんは知ってたはずだけど。

「あそこまで行かなくていいよ。今日は近くにしよう」

去年の夏、ちょうどマサさんがさくら老健に移る前の日にここであっちゃんと食事したな。あのときはマサさんのことばかりで、あっちゃんのことまで気が回らなかった。後悔してもしかたのないことなのだけれど。

3人での、文字どおり和やかな夕食を終えていったんマンションに戻る。
明日の午前中にはホームに持ち込む荷物をなんとかまとめたい。

「片付け、今日はここまでにしとくね。明日朝また来るから、薬しっかり飲んでゆっくりと休んでね」
「泊っていけばいいのに」

この足の踏み場もない家のどこに寝れるっていうの。苦笑いしながら、わたしとみぃさんはマンションを出て、予約しておいたホテルに向かった。

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2024年12月25日水曜日

バケハだぜっと。

デザインしたのはもうずいぶん前のことなんですけどねぇ。


ようやく「作る」というステップに進んだわけです。
だって、いよいよホームアリーナですもん!!
さあ行くぜ、改装完了の俺たちの大田区総合体育館!

当初計画では、Zネイビーに白ロゴと考えてたんですが、公式さんからネイビーのバケハが登場しちゃって(福袋に入ってた!)、困った困った(笑)。

使い勝手のいいベージュをベースにそこに白ロゴにしました。目立ちすぎないのもいいでしょ。


以上、144factoryの新作、バケットハットのご紹介でした(^^;


2024年12月24日火曜日

ことしもやってきた。


♪くぅーーーりすますっがこっとっしっもっやぁってくるー

と脳内で竹内まりやさんが歌ってますが、来ちゃいましたね、クリスマスイブ。

・・・びっくりするぐらいただの日常ですが(笑)。

まあ先々週のうちにクリスマスソングはカラオケしちゃったし(今年は杉山清貴「最後のHoly Night」でした)、もう十分ですよ。ええ。←若干の強がり

♪So Merry Christmas to You...



2024年12月23日月曜日

コードホワイト。

今回今さらながらに見てみた映画は「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」です。
その名のとおりアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版です。なのです。


本編アニメ(原作マンガ、は読んでない)の流れにちゃんと乗りつつ、一方でオリジナルストーリーとして本編には影響を与えないようにする、その設定の妙というのは感じましたね。

映像も劇場版らしく華やかで美しく迫力もありました。

なのでちゃんと楽しんで見られました。のですが。

肝心のストーリーが今ひとつだったかなぁ。メレメレのレストランの話も放置だったし。
いい相手キャラを登場(かつ搭乗)させてるのに、活かしきれてないようにも思うしね。

そもそもコメディ作品(だと思ってる)だから、カッコイイを中心に据えようとすると難しいのだとは思うのだけどね。

映画単独で成立させるために、各メインキャラクターのお披露目要素も強かったのも、ストーリーにちょっとした違和感を残してしまった一因かしらねぇ。

・・・とか言いつつ、「う○この神」、最高(笑)。


2024年12月20日金曜日

翳りゆくひと。[071]


[071]

実質的にキッチンが使えないので、ランチはコンビニ弁当。食べながらわたしは持参したチェックリストとにらめっこだ。

電気、ガス、水道は室内が完全撤去になってからの解約だが、このタイミングで解約できるものはやってしまおう。といっても今日は土曜日だから、電話窓口が平日のみというところは後日ということになるが。

新聞。どこの販売店かまではわからないので、紙面に書かれている番号にかけ、担当の販売店を紹介してもらった。

「27日夕刊までで止めてください」
『お引越し先のほうでは』
「申し訳ないです、購読の予定はありません」

テレビ。銀行からの引き落としの履歴からケーブルテレビとの契約があることはわかっていた。ただ契約関係の書類がないので詳細はわからない。スマホでケーブルテレビの業者のサイトを見てみると、ここから解約の手続きができそうだった。
まずは私のメールアドレスとマサさんの情報を使ってアカウント作成。これでネット上で契約関係が確認できるようになった。やはりテレビの契約があるようなので、これを月末付けで解約した。手続き完了のメールには『セットトップボックスを返却してくれ』という内容が書かれていた。テレビはまだ見るだろうから、あっちゃんの引っ越し当日に配線を外すことにしよう。

「電話の解約の手続きもしてきちゃうよ」

家の片づけをみぃさんに任せて、わたしは駅前の携帯電話ショップに向かった。
固定電話、あっちゃんのスマホ、インターネット。これがマサさん名義の携帯電話会社との契約になっているのは以前から確認済みだ。
今回はまず固定電話とインターネットを解約、それからあっちゃんが使っているスマホをわたしの名義に変更するつもりだ。以前はわたしの契約回線数の問題で名義変更はできなかったのだが、わたしの息子が本人名義の契約に変更したため、あと1回線はわたしの名義に変更が可能だ。

駅前のショップが道路の向かい側に移転していて少し慌てたが、思いのほか空いていたのですぐに手続きをお願いした。必要な書類は事前に準備してある。自分でもずいぶん手慣れてきてるなと思う。
多少時間はかかったが目的どおりに対応してもらい、固定電話は28日までの利用ということにしてもらった。あっちゃんのスマホは名義が変わったことでネットワーク暗証番号が変更になるが、それはわたしが覚えてればいいだろう。

手続きの最後にインターネットの解約窓口の担当者と電話で話をした。

『インターネットの口のところからつながっている光回線の機材があるのですが、それはレンタルですので返却していただく必要があります』
「はい、わかります」
『返却キットをご用意しますがどちらにお送りすればいいでしょうか』
「わたしの自宅のほうに。それからどうやら御社指定のプロバイダにも入っているようなのですが、そちらも別途手続きしたほうがいいですか」
『このプロバイダは当社とのセットですので、本日の解約の手続きを持って一緒に解約されますのでご安心ください』

携帯電話ショップを出たわたしは、100円ショップに寄ってガムテープや梱包用のヒモなどを調達、そのあと念のため、あっちゃんの年金が入金されているY銀行のキャッシュカードを使って、教えてもらった暗証番号が正しいか、確認してみた。

『暗証番号が違います』

どういうことだろう。さっき聞いたばかりなのに。
まあ今回は時間があるから慌てなくていい。また後で聞いてみよう。

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2024年12月19日木曜日

古本食堂。

あの本、読みました?」というテレビ番組がある(テレ東系)。書評番組とでも言うのだろうか。まあわりとニッチな番組なわけだけど、毎週かなり楽しみにしていて、といってもリアルタイムだと忘れちゃうから毎週録画して。

この本もその中で紹介されていた一冊だったと思う!!)原田ひ香「古本食堂」を読む。

古本が置いてある食堂の話ということではなくて(←なにがしかのネタバレ)、古本の街・神保町を舞台に、急に古本屋を継ぐことになってしまった女性と、彼女を取り巻く人々、そしてアクセントとして登場するのが神保町界隈の「名店」の食。

モチーフとして取り上げられた書籍も、題材になったいちいち旨そうな食も、神保町という街の中の現実にあるはずで、でも「最後まで説明しない」のが実にいいなぁって思う。

余白、とでも言うのかしら。

だから「読むしかないじゃん。食べてみるしかないじゃん。」なんて思ったり。腹減った(笑)。
さすがに国文学的な書物は手を出さないと思うけどさ。


『17歳の地図』、か。
あのころの僕は何を考えてたろう。どんな未来を想像してたろう。
なんも考えてなかったか。受験なんてもんが幸い目の前になかったし、何も考えずに今だけに生きてんだろうな。
あの時もし…いや、考えるまい。未来にはきっと幸せがあったから。

ところで主人公の珊瑚さん(いい名前やな)は意外と若くない(うーん、言い方難しいぞ)。
であるがゆえの、悩みとか思いとか、そのあたりがすんごくリアルに感じる――人生経験=達観ではないからね。でも、それもまた未来の幸せのひとつ。

何せ珊瑚さん、めちゃくちゃキュートなんだもの。

・・・とりあえず、いろんな本を読みたくなったのは間違いない。だね。


2024年12月18日水曜日

好事魔は多いのです。

生活習慣な通院の23回目。前回の話は→コチラ

前回、血液検査でわりといい結果が出ていて気を抜いた、というつもりはなかったが、今回はネガティブ方向に0.3ポイント動いていた。

ドクター「ちょっと大幅ですね」
ぼく「はぁ」
ドクター「何か食べすぎたとか運動不足とか」
ぼく「はぁ」

だって心当たりないもん。答えようがない。
強いて言うなら、少しストレスがかかった日常だったかな。それが食べる量とか酒の量とかに影響してたかも、という程度。

ぼく「少し気を付けて生活します」(o´(エ)` o).oO(...自信なし...)
ドクター「そうしてください(ビシッ)。薬はいつもどおりで(ビシビシっ)


ストレスといえば、先日「痒。」というブログを書いたんですが、その後皮膚科で診断してもらったところ「蕁麻疹」とのこと。
原因は多種多様なので特定はできないけれど、乾燥も寒暖差も暑いのも寒いのも、肌を触ったり見ることですら「ストレス」で、それが原因になると。ましてや「いわゆるストレス」も確かに実感できる日々だったからなぁ。

アトピーに対しては塗り薬だったけど、蕁麻疹に対しては飲み薬。
飲み始めたらたった1日で痒みが止まった。すげぇ。

ま、完調ということではないのだけれど(日によって変動しちゃう)、でも「効く薬あるから」と思えるのはすんごく安心。


2024年12月17日火曜日

エースの最後の言葉を胸に。

※ブログお休みしてる間ですが、J1最終節は一応現地にいました。思い出しつつ記録を残します。

最終戦の浦和レッズさんは毎年のことながらクッソ弱い。
一方の新潟さんは浦和さんにごっつ弱い。

お借りしました(↑)

新潟は残留がかかってたから、勝ち点1へのこだわりが強かったかと思うし、一方の浦和は来季に向けた見極めと、何より“The Ace”こと興梠慎三と宇賀神友弥のラストマッチという“縛り”があったからね、まあ“こういう感じ”になっちゃうのはしょうがないかな。
試合後にブーイングが出る気持ちは超わかる。が、むしろ負けなくてよかったわ。


特に浦和さん、5万5000人とか満員になるとさらにめっちゃ弱いからねぇ(白目)。

前半、興梠に突発的に訪れた決定機。あれが決められなくなったということが彼の限界だったのかもしれない。
だって、この埼玉スタジアムで何度ああいうシーンからのゴールを見てきたことか。
でも60分間もプレーしてくれてよかった。胸でのパスとか相手を背負うプレーとか、いかにも興梠らしいトコもたくさん見せてもらって、しっかり焼き付けましたよ!
今日の記録的には「イエローカード」のみですけどね(笑)。

満了が決まってるリンセンもらしいプレーが随所に見られた。彼のラストプレーは「届かないけどスライディングタックル」だったかな。うん、ブライアンだ(涙)。

ウガはラスト10分間。CKのときにクリアボールがウガの前に飛んで来いって祈ってたけど、そうはうまいこといかないか(汗)。
むしろ左SBとしてはちょっとヤバいぐらいの出来(悪い意味で)だったよ。失点に絡まなくてよかった。特に88番が良かっただけに。


彼らとの思い出は山ほどある。感謝したってしきれない。

でも振り返ってる場合じゃない。ひとつの時代が明確に終わったわけだ。来シーズンは新しいチームで世界に打って出なきゃならないんだよ。
そしてもちろん、国内タイトルだって。

Aceの言葉を胸に、みんなで“ヒーロー”©興梠)になりましょう!


2024年12月16日月曜日

ミッションは達成、そして休養を。

今節手前の順位表を見ながら思っていたのは「順位が上の相手とのアウェイゲームとはいえもちろん連勝したい。でも今の順位と貯金もキープしたい。だからまず、最低でもひとつ勝ぁつ」、でした。

自分でフラグ立てちゃった(汗)。
結果は1勝1敗。Game2での敗戦は次の週末まで気分がよろしくない(笑)けども、トータルとしては「ミッションコンプリート」かな。

品川 62-65 東京Z○

Game1の前半は、相手の高さ(特に落合が出てるとき)に攻守とも壊されてしまった感じだった。それでもザック、ルイス、スペンス、ジェスといったメンバーを投入して(長い時間ガード1枚だった)高さと守備強度を担保しつつ得点源であるビッグマンたちの負担を減らし(だってずっと自分より10センチでかいのとやりあってたんだもの)、結果3Qの大逆転につながった。攻撃面はマリクをはじめ、みんなすばらしい出来だったんだけど、その意味では采配が見事だったかなと。
とにかくオールマイティなザックの復活はありがたく、そして井手不在のPGを担った池田もすばらしい出来だったっす。

そしてもちろんクラッチタイムは強いんです!


品川 69-64 東京Z○

展開としてはGame2も似たような形。前半は先行されて後半追いすがっていく。
で終盤勝負なら・・・が、無念。

Game1との決定的な差は、たぶん体力面。サイズで上回る相手と2日連続でバチバチやってた選手たちが、本当に走れなくなっていた。コンタクトするとバランス崩すからあと半歩のトライができない、そんな感じだったな。

いや、この2日間だけじゃない。

開幕当初からフル稼働してきた選手たちは20試合を超えてちょうど疲れがどっと出てくるタイミングということもあると思うんだ。

幸いなのは、次がバイウィークってこと。
コンディション回復が最優先課題じゃなかろうか。
特にジェイシーとジェイには温泉にでも入ってゆっくり疲労を取っていただきたい。
そういえば蒲田には温泉がたくさん(笑)。


ところで。
シモって本職はスラッシャーな気がするのよね。ガンガン中へのアタックは続けてほしい。特にエンドラインは得意でしょ?
さすれば3Pもさらに。


2024年12月8日日曜日

ブログ更新お休みします。

 数日間、新規の投稿が止まる可能性があります。

もしも、もしも楽しみにしてた方がいらっしゃったらごめんなさい。



2024年12月7日土曜日

アスフレ圧勝。

本当に「圧勝」だったかどうかは別として、気持ち的にはそんな感じです。
ごめんなさいね、と岩手方向を見ながら。


前節終わりに僕はこのブログのラストに「上位との対戦は大きな試金石」って書いた。
なんだかそのとおりというか、期待以上になっててね。おじさん、目から汗が出るよ。

Game1、映像は見ていないんだけど、中盤で大きく離されながらも終盤追いすがって最終的に6点差。「お、こりゃ可能性あるな」というポジティブな状態で迎えたGame2だった。

○東京Z 74-61 岩手

地力の部分ではたぶん岩手が上位で、外国籍は高さだけでなく幅もあって、ガード陣はシュートが上手いのはもちろんサイズもあって、アスフレがこれまでリーグ戦の中でフィジカルの部分で対戦相手に「優位性」を持っていたところが特に苦しい状況だった。
流れはずーっと岩手。そう思ってた。
それが特にリバウンド取れん!に現れてたかな。

だけどアスフレは追いすがった。簡単に失うゲームにはしなかった。
離されずに粘る。そのために走る。

堪えて堪えて、そして現れる日替わりヒーロー。

なかなか手にすることのできかった流れを手中にしてくれたのは、ルイスであり金本でありスペンサー、そしてマリク。いわゆるファーストチョイスではない選手たちだ。

このメンバーは機動力がある。走れる。だから守備強度が上がる。
おまけにシュートまでバリバリ入る!マリクのポスターダーンク!!ルイスのすりぃぃぃぃ!

岩手が音を上げた、と言ったら失礼かな。

でも4Qの勝負所で岩手の得点が58から5分以上動くことがなかったのは守備強度の勝利と呼んでいいと思うのよ。

圧倒的にがんばったから得た勝利。だから「圧勝」。



翳りゆくひと。[070]


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みぃさんに生命保険関係の書類の取りまとめを頼んで、わたしは雑然としている電話台周辺の整理に向かった。マンションの鍵が置かれていたりする場所なので、何か重要なものがあるかもしれない。

ほとんどがゴミでしかない書類の中で、「マイナンバー」と書かれた封筒が出てきた。中を見てみるとマイナンバーカードを作成したときの控え、暗証番号が書かれている書類である。なぜかマサさんの分はなく、あっちゃんの分だけ。

「あれ、この暗証番号、こないだ聞いたのと違うね」
「あらそうだったかしら」

マサさんのマイナンバーカードの暗証番号は確認済みだ。その番号を聞いたときに、あっちゃんのほうも聞いたのだが、その番号と齟齬がある。

「ちょっとコンビニ行ってくる」

コンビニの端末で、あっちゃんのマイナンバーカードを利用して住民票を発行してみる。当然だが書類に書いてあった番号が正解だった。
覚えやすい番号にするのはやめましょう。そう言われるし、そうあるべきだとは思うんだけども、認知症に対してはすごくセンシティブだ。難しいな。

マンションに戻って電話台の整理を続ける。重要な書類のようなものは見つからないが、大量の小銭が出てくる出てくる。数百枚、いや千枚以上はあるか。
マサさん、いつも出掛けるときにはジャケットのポケットに小銭入れを入れていくくせに、家に帰ってくるとポケットに小銭が直接入ってて、それを無造作にその辺に放り出してた。同居してた昔のことを思い出す。

お、これは昔の家計簿か。几帳面とは程遠いあっちゃんがつけてたのか。それにしてもこんな何冊も何冊も、まるでパズルのように棚に押し込められてる。一度出したら二度としまえないだろう。それでも出してみるしかない。

パラパラとめくっていたみぃさんが家計簿に挟まってた封筒を発見した。

「これ・・・」
「えっ」

封筒の中から出てきたのは現金。表書きから想像するに、何かの支払いのために封筒に入れておいたものではないだろうか。察するに支払いは普通に財布から出してしまい、封筒は帰宅してなんとなくここに挟んだ、ということじゃないかな。

ヘソクリとは思えないけれど、この後も現金の入った封筒はいくつか見つかることになる。
一応本人たちの今後の生活費のためにわたしが預かることにしたのだが、これはもう無頓着を通り越して、杜撰だな。わたしは苦笑いをするしかなかった。

家計簿周辺はみぃさんに任せて、わたしはマサさんの部屋に向かった。
これまでも何度か見てはきたがマサさんの物置と化した部屋、とにかく今回は端から端まで。そう決めていた。

カラーボックスに入れられた封筒。表には「○○の書類」と書かれていて、一見きちんと整理されているようには見えるが、封筒の置かれている場所に一貫性がなく、さらには中身が違ってたりしている。覚悟を決めてひとつずつ見ていく。

「ん、あっ」

変な声が出た。これこそ探し求めていた書類。ついにマンションの権利書(登記簿)が入っている封筒を発見した。
なぜか別の封筒に、売買契約書も。

絶対に見つけたかった書類が、初日の午前中のうちに見つかった。このマンションに頻繁に来るようになって、一番うれしい瞬間だったかもしれない。
わたしはリビングに向かって大きな声を上げた。

「見つかったよー」

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2024年12月6日金曜日

翳りゆくひと。[069]


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あと1週間、あと4日、あと1日。
めんどくさい、しんどい、イライラする、そうした思いを堆積させ重ね圧縮したような日々を経て、ついに出発の朝がやってきた。

とにかく今回はあっちゃんを無事に老人ホームに入居させること。
そのための諸々の準備、そしておそらく突発的に起こるであろういろいろな事柄に対して、横に妻であるみぃさんがいるのは大きい。
作業分担はもちろんのこと、情報共有と判断の面で、ひとりだと見なかったことにしてしまいがちなこと、見過ごしてしまうことがきっと少なくなるはずだから。

「やっぱり4階まで歩いて上がるのは大変だね」

久しぶりにこのマンションに来たみぃさんの言葉に、やはり年寄りが暮らすには都合は良くないんだということを再認識する。

「お母さん、お久しぶりですー」
「いつ以来だったからしね」
「今日は引っ越しの準備のお手伝いに来ました」

姑と嫁の挨拶を横目に、わたしはざっと室内を見回す。前回から約1ヶ月しか経ってないから、郵便物が大量に溜まっているということもないが、やはりキッチン周辺のゴミは当然のように増えているし、シンクの洗い物も同様だ。
わたしは「キッチン、すごいことになってる」とみぃさんに目配せをした。みぃさんも「見た見た」という合図をしてきたが、そんなことはおくびにも出さず、あっちゃんとの会話を続けている。

「引っ越しは来週の火曜日ですから、この3日間で準備しましょうね」
「そうね」

この会話で気づいたことがある。
あっちゃんは見栄っ張りだ。だから息子の妻とはいえ、ある意味「他人」がそこにいると、ものわかりのいい人を演じているのではないかと。
言葉は悪いがそれを利用させてもらって、必要と思われることは一気に進めさせてもらおう。

「マイナンバーカード、預かるから出して」
「どこにあったかしらね」

マイナンバーカードを回収し、続いて銀行の通帳もまとめて回収した。
通帳は使用済みのものもご丁寧にすべて取ってあるが、それをひとつひとつ確認しているのは時間がもったいない。

「これ、ウチに送る用のダンボールだから、捨てたらマズそうなものはここに入れておこう」

引っ越し用のダンボールはわたしの自宅に送る荷物もあるだろうからと、イワキさんに依頼して少し大目に用意してもらっていたのだった。

銀行口座といえばマサさん名義のものはこの1年で整理済みだったが、あっちゃん名義のものはここまでまったく見てこなかった。

「使ってる銀行口座ってどれとどれかな。キャッシュカードはある?」

あっちゃん名義の口座は4つ。普段使っているというのは年金の入ってくるY銀行のもの。とりあえずひととおり受け取って、これは荷物として送るわけにもいかないので、チャック付きのケースに入れてわたしのデイパックの中にしまいこんだ。

「大事なものは新しい家に持っていくわけにはいかないから、全部預かるからね。心配しなくていいよ」

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2024年12月5日木曜日

ブラックフライデーから一夜明け。

「一夜」ってことでもないけど、ブラックフライデーのバーゲン期間もようやく終わって今。


たくさんの通販サイトのカートにたくさんのグッズを突っ込んで、でもそのまま週末をやり過ごした自分を褒めたい。


幸せはモノだけじゃないんだぜ。なんてな。

・・・え?もうクリスマスセールなの??クリアランスセールって何??


2024年12月4日水曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#26

最近の中ではちょいと負荷強めでトレーニングしてみたんですわ。

そしたらその夜、寝てたら肩が痛い。右肩が痛い。寝返り打てないほど痛い。
肩?胸?背中?とにかくそこらじゅう。
寝返りダメなら直立不動で寝るしかない――寝てるのに直立不動っていうのか?

そしたら朝には腰まで痛い。寝返りって大切。
起きるのも難儀する。痛い。

やはり「日々」の「継続」なんだよね。急にガッツリとか一番ダメなやつ。


【2024年11月度】
加圧トレーニング:1回[自宅トレ通算243回]
寝起き素振り:19回
月間さんぽ歩数:約36万歩

計測
前月比:   体重-0.5kg 体脂肪率+0.6pts
前年同月比: 体重+0.9kg 体脂肪率+0.5pts
2013年7月比:体重-7.7kg 体脂肪率+4.0pts

前月のトレーニング→コチラ



2024年12月2日月曜日

爆勝快勝で連勝。

「貯金4」

ああなんて素敵な響き(うっとり)。
シーズンのおおよそ1/3を経過してこの成績。やるじゃねぇか!!って感じよ。
得失点差も+61。たまんねぇなぁ(笑)。


湘南 69-95 東京Z○

Game1はとにかくシュートがよく入ったってのはもちろんあるんだけど(3P%が42.9!)、それ以上にフィジカルが優位だったような気がしてならない。
うまくプレイタイムをシェアしてて、最後まで走り切れたのが大きいかと。
終わってみれば爆勝。
逆に湘南は、3Qだったかな、プレイが止まった瞬間にもハドルに集まる気力もなく5人全員が腰に手を当てて下向いてたシーンがあったからね。その後は一気に点差がついた。

湘南 77-85 東京Z○

それを受けてのGame2、外をかなり警戒されてたようだったけど、外がダメなら中もある。
競っている中でも、ここ最近の「勝負強さ」がプレイセレクションにもいい影響が出てる感じに見えた。
そして最後は安定の快勝。

プレイオフに向けて、貯金なんてナンボあっても困りませんからね。
この好調の流れを継続したい。その意味でも次節、上位との対戦は大きな試金石。


2024年12月1日日曜日

それはそれとして。

「興梠うめぇ!」

特に決定機に絡んだとかそういうことではないけれど、たったひとつのポストプレーで唸ってしまった。
僕たちはこれをずーーーーっと見てきたんだ。そりゃCFに対するハードルは高くなるよね(笑)。
逆に言うと、そういう選手を育ててほしいのですが。浦和で。

福岡 1-0 浦和●

結果は敗戦。それはそれとして受け入れて改善していくしかないのだけれど(またお前か紺野)。

それはそれとして。

この試合はメンバーを大きくいじってきた。戦前のマチェイさんのコメントから、来季も見据えた戦いであったことは想像できる。
その中で、僕は「誰かと誰かを比べて」、「あの選手がよかった」みたいな話は書きたくない。そうも思ってないし。

その上で、全体としてチームのテンポの速さとか、阿吽の呼吸とか(部分的だけど)、今季なかなか見ることのできなかったリズムみたいなものがものとても楽しかった。

負けた試合が「楽しかった」というのはものすごく苦しいけれど。

ワンタッチのパスが前線に届けられたり。
後方の選手がアタッキングサードに飛び込んできたり。
逆に前線の選手がプレスバックしたり。

2025シーズンがちょっと楽しみになった。

・・・と言えるのは勝ってからな。くそう。