2019年2月21日木曜日

そのギターはジェラシーの音を鳴らす。

ただいまーと玄関のドアを開けるとアコギの音が聴こえてくる。あー、このコード進行知ってる。えっと何て曲だっけ???
知ってるのに思い出せないってのは最近非常に多い。役者さんの名前とか顕著。歳である(^^;

モヤモヤするけど考えても思い出せそうにない。素直に質問してみる。

「その曲なんだっけ?」
「丸の内サディスティック」

あーそうだーー。林檎ちゃんだーー。ん?

てかおまえ、中坊なのになんでそんな曲を弾いてんのよ(笑)。
問いかけても坊主2号は半笑いを返してくるのみ。

ウチの居間にはミニギターが置いてある。一応は自分用に買ったもの(リンク→「ごじゅうのてならい。」だけど、最近はもっぱら坊主2号の専用息抜きアイテムと化している。
そして凝り性なところがある彼のテクニックは、半年前からいじり始めたとは思えないほど、まさに日進月歩なのである。

何やら音を探しながら、コードを奏でて、そこに7thとか9thとか足したり、タッピングやミュートなんかも使ったりしちゃったり、曲になってるのかなってないのか、なんかフリーにジャカジャカとそれはそれは気持ち良さそうにやってる。
それも練習している風ではなく、明らかに楽んでて。だが動画は絶対に撮影させてくれない。SNSに流したりするつもりはないんだけどなー。
もはや僕には指がどう動いているのか、判別できませんことよ。おほほ。

あるいはちゃんと曲を弾いてることも。
「夜空ノムコウ」「歌うたいのバラッド」「One more time, One more chance」みたいな、“いかにも”な曲(おぢさんでもよーく知ってる曲――僕のカラオケのレパートリーではあるけど、僕が教えたわけじゃない。そこそこ古いw。なんでコレ?とは思う)を弾いてたかと思えば、原曲は知らないと言いつつ「天国への階段」のあのイントロを弾いてたり――知らなくても通過するっていうのは原曲の偉大さかもしれませんね。さすがに「禁じられた遊び」はやってない(笑)。
じゃーん。「このコードってあの曲のイントロのとこっぽくない?」だって。うんまあ確かに。左手を見るとまったくなんだかわかんないところを押さえてる。

なんやねん。
ついこの間まで「Fが押さえられなーい」と嘆いてたのではないのか。

確かに子供たちが楽器に触ったりする機会があればいいよな、と思いながらリビングにギターを置いたのは私です。最近ぜんぜん練習してないからすっかり置物のようにしてしまったのも私です。

正直言うと・・・嫉妬しますね

この長い人生で、あんなに上手いこと弾けたことないもの。
ギター上手に弾けるやつってモテモテで、それを羨んだ思い出が僕にもありますもの。

・・
・・・

モテモテっぷりで言うと、旅行先のホテルとかでいきなりピアノ弾き始める野郎にはかないませんけどね。イメージですけど。

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