2019年2月14日木曜日

リメンバー・ミー。

今回今さらながらに見てみた映画はディズニー/ピクサーによる「リメンバー・ミー」です。

僕はディズニー/ピクサーといえば「トイ・ストーリー」シリーズ最高と断言してしまう派ですが、結論から言うとそれに肉薄する高評価でした。

そのトイ・ストーリーとも似通ったテーマが流れていて、ひとつは「否応なしに流れている時間と、それによる立場の変化」、そしてそうした中でも「普遍的な友情や家族といった関係性」というところだろうか。

(ネタバレします~)

家族に禁じられている音楽をやりたいがゆえに「死者の世界」に迷い込んでしまった主人公ミゲル。
現実世界に戻りそして音楽をやるために、その世界でひいひいじいちゃんを探すことになるのだが。
さらに死者の世界にいる者も、現実世界の人に忘れられてしまうと第二の死を迎えることを知ってしまう。

「リメンバー・ミー」・・・私を覚えていてほしい。真っ正直でストレートなその思い。

ちいさいお子さんも見る映画だから、どんでん返しもあるにはあるけど、そうひねくれたストーリーではない。予定調和なところも正直ある。
それでもそれを気にしないですむほどの、「思い」があふれている。

それにしても映像がアホみたいに美しい。
祝祭のメキシコも、死者の世界も。さらにそこに流れる音楽も。
映像ってことで言うと、ひいばあちゃんのシワの描き込みが強烈です。ちなみに原題はひいばあちゃんの名前である「COCO」なんだけど、これをタイトルにしちゃうと彼女が鍵になるってバレバレですな。
あと欲を言えば、なかなか上手にコミュニケーションが取れてなかった父親のことがもう少し描かれててほしかったかな。だってご先祖様より最も近しい家族でしょ。


この美しさを思うに、実はこれ大きなスクリーンで見るべき映画だったのではないか、そんなことを思ったりも。


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