弊ブログをご覧の皆様におかれましては「また悪天候ネタかよ」とお思いでしょうが、そうなんだもん、しかたないじゃん。先週末のJリーグ、各地で熱戦が繰り広げられましたが、唯一キックオフが遅延したのが埼玉スタジアムですよ。理由はもちろん、嵐、A・RA・SHI for dreamなのです。
* * *
“関東地方の天気は不安定で”という予報の中、いつものように北サイドスタンドでビール片手にボーイズマッチ(地元小学生による前座試合)を眺めてる。空はどんよりと灰色で、今にも泣き出しそう・・・。
ドン!!
突如響く雷鳴。近いっ。
場内アナウンスが流れる。
『落雷のため、ボーイズマッチは中断させていただきます。スタンドの皆様は貴金属を外しコンコースへ避難してください』。
あわててビール(←大事)とつまみ(←大切)とバッグを持ってコンコースへ移動。こういうときピンサポ(=おひとりさまサポーター)は居場所がないなぁ(^^;
直後、ゲートの外には大粒の雨が落ちてきた。バスタブをひっくり返したように落っこってきた。まさしく豪雨。
ピッチのほうを見やると南スタンドが雨で霞んでいる。
「嵐を呼ぶ男」、なんというパワー・・・。数万人のレッズサポーターにお詫びしたい気分である・・・orz..
結局キックオフは30分遅れ。
それでも選手がアップに出てくるころには雨も上がった。涼しい。ビールはやめてハイボールにしよう。
柏木が戻ってきて、メンバー的には今考えられるファーストチョイス。しかもテクニカルエリアには大槻
が、開始わずか8分。ファブリシオが痛んで李忠成と交代。
この日、ファブリシオのチャントがお披露目だったんだが。なんてこと。
それでもいくつかのチャンスを経て、ロングカウンター発動。宇賀神の長いスプリント、ゴール前に興絽がなだれ込み、その隙をついてきちんとポジションを取った忠成がていねいに、そして素早く左隅に沈めた。
12分、美しいゴール。
・・・災い転じてなんとやら。と、このときは思ったんだ。思ったんだよ。
20分頃、再びの雷鳴が。今度は遠いかな。でも雨雲は確実にやってきてる。
「ハーフタイムにポンチョ着ればいいか」なんて気楽に思ってたんだが、あっという間に「いやもう無理」という量の雨が落ちてきた。
今度は雷が遠いという判断なのだろう。中断するような雰囲気はまったくなかった。後で思えば中断してほしかったかもかもかもかも。
潮目が変わる、という言葉がある。ことこの試合に関しては「雲目が変わる」か。この土砂降りが、試合の流れを大きく変えるきっかけになってしまったか。
2018 Meiji Yasuda J1 League #25
●浦和 1-2 C大阪
セットプレーから追いつかれ(ちょうど雨脚が強くなったタイミングだった)、その後は「走るセレッソ」の後手に回る続けるだけだった。
判断、2歩目、3人目の動き、リスクマネジメント・・・。すべてが遅かったよね。
もちろんセレッソだって全員がすごかったわけではないけども、ソウザだけは別格だったなー。
その意味ではソウザのスーパーゴールで敗北したのというのは、逆にちょっと救われたような気分でもある。
雨の埼スタは絶対に強いと思ってたんだが、雨に打ちひしがれた、そんな試合だったよ。
そしてもうひとつ、ファブリシオの存在感の大きさを痛感したりなんかするわけだ(涙&鶴)。
天気も試合内容も、土砂降り。
・・
・・・
ルヴァンカップのない浦和は、小さな中断期間に入る。が、次の試合もオリヴェイラは審判侮辱の刑によりベンチ入りができない・・まったくもう。
どうこの時間を使うか。
へろへろの選手をどう回復させるのか。
バックアップメンバーの底上げは。
土砂降りの黒い雲の隙間から、明るい陽が差し込むのは、いつ。
「戻るべき場所」、そこはどこ。わからないけどきっとあるはず。
あまりに悔しくて書き上げるのに時間がかかってしまった。
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