ランチタイム、店の行列に並ぶ僕の前には若いサラリーマンがふたり。
向かい合って立ち、互いの手に持つスマホを寄せ合うようにしてゲームに興じている。下を向いた頭がぶつかりそうだ。
ち、近い・・。
合体してゲーム世界に取り込まれているみたいな・・。まあいいか。
3人がけのカウンターが空き、僕までが店内に誘導された。僕は一番右。
注文し、料理を待つ間にふと思う。
座り慣れたカウンターがやけに広く感じる・・?
左側に目をやると、中央に座ってた男がすごく左側のほうに寄ってる。
よく見ると、カウンターに互いのスマホを並べ、頬を寄せ合うようにしてゲームを続けている。
ち、近すぎる・・。
互いの画面を見比べるにはその距離がいいのかもしれないけれど、その距離感は恋人の距離感のような気がするんだが。まあいいか。
料理が運ばれてきた。ふと、「途中でふたりが料理を交換したりして~♪」と思ったんだが、確認できず。だって食べるの遅いんだもん。
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