まずはレオナルド・ディカプリオ主演の「華麗なるギャツビー」。
話には直接関係ないけど、トビー・マグワイヤの役柄上の優柔不断っぽさが、スパイダーマンとそっくりでそれが気になっちゃって気になっちゃって(^^;
映画の持つ空気というんかな、ディカプリオの醸す雰囲気と合わさって素晴らしくハリウッド(ゴージャス?)なんだけど、最後までストーリーや主人公に思い入れが持てず。結局のところ「で、なんなのさ」と。
ただ女のために手段を選ばず金をかき集め、自己中心的に時間をも買おうとし、そして落ちていく・・・あー苦手だったんだった、こういうの。
レッドフォード版も見たことがあるような気がするんだが、ぜーんぜーん覚えてない(^^;
続いてはトム・クルーズ主演の「アウトロー」。
たとえばM:Iのようにトム・クルーズでなくてはならないわけではなく、別に彼でなくても成立する映画だと思う。ただ、トム・クルーズだったことが功を奏したんじゃないかなー、と。
サスペンスアクションであるこの作品の、サスペンスの部分はストーリーで、アクションの部分はさすがの主演俳優で、そして演出もクールに、とにかく“いいフンイキ”。
主人公を動かすものは、あえて言えば「約束」か。これ以上何も書けん(^^;
予想以上に“当たり”でした。小品かもしれないけれど、むしろそれが良かったな。手に汗を“静かに”握る、そんなふうな感想。
でも「アウトロー」っていう邦題はちょっとね(^^;
そういうシーンは確かにあるし、クライマックスは西部劇っぽくもあるから、連想できなくはないのかもしれないけれど。原題は「JACK REACHER」というただの主人公の名前。
* * *
もう1本、スターつながり(強引ですか)で「シュガーマン 奇跡に愛された男」。
南アフリカで本人も知らない間に大スターになっていた「ロドリゲス」を追うドキュメンタリー。このロドリゲスがめっちゃいい!!
すごく楽しんで見たことは見たんだけど、アメリカ社会における格差とか南アフリカでの差別問題とか、そうしたロドリゲスの曲のバックボーンとかヒットの背景みたいなものが、僕にとってもっとリアリティがあればさらに感じるところの多い映画だっただろうに。自分が残念。
・・・ただ、“あいつ”が一番のワルであるということだけは瞬時に十分伝わった。アメリカエンタメ業界の暗部ですな。こわいこわい(^^;
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