『ヒロシです。1日過ごして万歩計が27歩でした。』
週末、見るともなしにつけていたテレビの中で、例の音楽とともにヒロシがつぶやいている。
クスっと笑ったものの、直後に戦慄が走る。
「お、おれも同じぐらいしか動いていないかも・・・」
スマホでSNSを周回しながら、アクティブに動く友達のみなさんを眺めると、まるで妄想旅行のように自分も動いているような気がしてしまってたけど、実際の自分は、前夜の深酒の残り香を漂わせ、寝癖はついたまま、ジャージ姿でソファにあぐら・・・なんと自堕落(^^;
「本、読んでたから」という言い訳が通用しないことはわかっているが(笑)。
で、ソファの上で読みふけっているのが「ススキノ探偵シリーズ」。
スタート時に28歳だった主人公は今47歳。
人間って老けるんだよね。それを含めて魅力なんだ。そんなことはわかってる。
シリーズの中で歳をとることもわかってた。けどさぁ。それにしたって。
腹刺されて脂肪のおかげで助かるとかさ、「かっこいー」とか思って読み始めたこっちの身にもなってくれよ(^^;
ひたすらに悲しいじゃないか(^^;
主人公自身も「歳が歳が」言ってるし。中年とかデブとかそんな単語も多いし。
サッポロの街も、すっかり「現代」になってきちゃってるしさ。ノスタルジーが・・・(笑)。
相変わらずふらふらしてて、自由きまま、酒は少し減ったように思うけど、そんなこんなで腹も出てきた自堕落な主人公、<俺>に自分を重ね合わせ、深くため息をつく。
まあ、主人公は僕よりも行動派ですけどね、圧倒的に。
ええい、こうなりゃ意地です。最後まで読みますよ。あと5冊ぐらいだっけか。
・・とか文句を言いつつも、分厚い文庫本をイッキ読みしてるんだから、相当好きなんだろうな、このシリーズ(^^;
てか、今度の週末こそ、何かしよう。それがいい。
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