ストーリーは力石がらみのエピソードまで。周囲のエピソードを極力排除して、力石vs矢吹に焦点を当てたもの。
当然のように僕の年代のおとこのこたちは、最後どうなるのかとか、何が起こるとか、原因はとか、ヘタすりゃセリフまで覚えてる。
アナ 「ト・・トリプルクロスカウンター・・・ごくり」
ストーリーを特にいじることもなく、キャストは原作にわりあい忠実(=マンガ的)で(香川照之ってば本当に芸達者)、演出もアニメを意識しているようで・・・。
本来ならば「はいはい」って感じで見終わってもいいようなものなのに・・・吸い込まれます。
生身の存在感っていうのかな。
伊勢谷友介の肉体。
山下智久の目。
さんざん宣伝で見てたはずの力石の計量シーンも「おおっ」って息を飲んだし、そのあとの試合のシーンではなんの疑問も持たずに「計量のあと、うまく調整したんだな」とか、本当にボクシング見てるみたいな感想を持ってしまったし。
それが存在感ってもんなんだろう。
ちなみに。
原作をまったくわかっていない坊主1号が、最後感動してちょっと泣いてたらしい・・・と、坊主2号が密告に来た(笑)。
ってことでだ、面白かったんだよ、マジで。
続編・・・期待したいような気もするが、現実問題としてカーロスとかホセをやる役者が見つからないと思う(^^;
* * *
もう1本、「アンストッパブル」。
おもしろかったー!!
ま、それだけだけども(^^;
なんというか・・・そう、THIS IS ハリウッド。
世間を巻き込む大ピンチ、ダメな上司、現れるヒーロー気取り。真のヒーローはダメオヤジ・・・エンディングでは主役級の「その後」が字幕で説明されて・・・・枚挙にいとまがございません(笑)。
それでも十分楽しかったのだ。100分という短さもちょうどいい。映画ってこういうのがいい、って思った。
デンゼル・ワシントンがあんなに動いてるの、初めて見たかも。でも・・老けたな(^^;
0 件のコメント:
コメントを投稿