2025年6月13日金曜日

翳りゆくひと。[097]


[097]

2024年7月半ば。半日休暇を取得したわたしはN銀行の窓口で順番を待っていた。

マンションの家財処分費用の振り込みをATMから行った後、気になっていることを確認するためだ。

「父の口座についてお伺いできればと思ってまして、実はこのようなメモが見つかりまして、該当する通帳などがないものですから」
「お話はわかりましたが・・・」
「本人ではないと難しいことは十分に承知しています」

マサさんの本人確認書類などを見せつつ事情を説明すると、細かいところまでは申し上げられない、という前提で少しだけ情報を出してくれた。

「この番号の口座は実在しています。現在も有効です。残高は、そうですね、数万円の下のほう、とだけ」
「わかりました。それならこのまま放置することにします」
「あとですね、メモに書かれている貸金庫の契約はございません」
「そうですか、それがわかれば十分です。相続のときにでも確認します」

何か大切なものがしまわれていたりすることがないということでひと安心だ。
どういうつもりのメモだったんだのかはちょっとだけ気になるけれども。

こうしてひとつずつ、懸案は潰していかないとならない。

あっちゃんの介護保険関係の送付先の変更届を、区役所の保険課に届出。
以前マサさんのぶんの送付先はわたしの自宅に変更していたのだが、あっちゃんの分も対応した。介護保険という性質上、本人ではなく家族に送ってほしいというケースはかなり多いのだろう。手続きそのものは簡単だ。

マンションの売買に関連して、司法書士事務所に登記簿などの書類を送付。
またナカジマ不動産に引渡確認書等を郵送。

シルバーサポート社とグッドライフ中央公園にお中元を送付。
これからも気にかけてくださいね、というアピールのつもりだ。が、グッドライフからはすぐに電話があって「こういうことはやめてくださいね。今回だけはいただきますが」と釘を刺された。まあ当然か。

マサさんの実家付近にある小さな土地の固定資産税について、当該の役所に電話して確認。
数千円とはいえ滞納になっているのではないかと心配していたのだが、現在は課税対象外であることが確認できた。
逆に役所側からは念のため住所が変わったら教えてほしいとの依頼があった。住民票を移した後に連絡することにしよう。

後期高齢者医療保険の引き落とし口座の変更手続き。
F銀行の「FB口座」から引き落とされているので、いずれ残高が足りなくなる。現在のメインとして使っているN銀行の口座に変更した。こちらもネットで簡単。

そして8月からの医療保険証と介護保険負担割合証が届いたので、画像データのみ残して本体はグッドライフへ転送。
新規の医療保険証が発行されなくなることに対しては、施設側としても今後の対応が決まっていないそう。確かにマイナンバーカードを預けるわけにもいかないので、かなりセンシティブな問題だ。

こうしてわたしは毎日何かをしている。少しも気が休まらない。

096<[翳りゆくひと]>098


2025年6月12日木曜日

【ら~めん】ひしおのキセキ@自由が丘

ぶらぶらとさんぽしてて、たまたま前日にテレビで見かけた店、「麺 ひしおのキセキ」の前に出た。出てしまった(笑)。
行列もそんなに長くないので並んでみよう。

「先に食券をお買いになってお待ちくださーい」

店員さんの声に列を離れて券売機の前に。最新型の券売機はまずはオススメメニューしか表示されてない。わざわざ[らーめん]の小さなボタンをタッチしないとらーめんのメニューが表示されないってのは、“券売機前の回転が悪い”要因だろうなぁ。

列に戻ろうとすると僕の前に並んでたはずの人が一番後ろに並び直してて、しかも隙間なく詰められてしまってて戻る余地がない。急いでるわけでもないので僕も一番後ろに。しかたない。
が店員さんが食券を取りにきた際、食券に書かれた「発券番号」を確認して、その順に案内してくれたので本来の順番で着席できた。なんだ、モヤって損した(笑)。


2大メニューの「濃醇(黒醤油)らーめん」と「淡麗(白醤油)らーめん」のどちらにするかかなり悩んだんだけど、注文したのは「淡麗(白醤油)らーめん」(850円也)のほう。理由は特にない。気分である(きっぱり)。
“濃醇”って初めて聞く単語だなぁ。造語かしらね。濃厚・芳醇って意味はわかるけど。
あと、「玉子かけごはん」(200円也)も。

カウンターの隅っこだったので厨房の様子は見えない。ぼーっと待つ。

そうして配膳された白醤油、実にシンプル。
見た目はほぼ塩らーめんというほどの色合いに、メンマとネギとチャーシュー。シンプル(2回目)。まあ850円で豪華なわけがないのだけれど。
写真はインスタの2枚目に→コチラ

スープを飲んでみても、なんだろう、「これ、塩だよねぇ?」という感じ。「ひしお(醤)」について詳しくはないので単にバカ舌だということは否定できないのだけど、少なくとも僕には白醤油の柔らかな甘味のようなものをあまり感じなかったんだよね。

間違いなく淡麗なのだとは思う。ただ、それと「薄い」との差異が僕にはわからなかった。

いや、おしいくないわけじゃないのよ。
その淡麗さもあってぐいぐいと食べられるし、ぐいぐいとスープも飲めるしね。
なのでもちろん完食はしたのですよ。

あそうだ。玉子かけごはんは旨かった!
「お味がついてますので、そのままでも」と言われたとおり絶妙に味付けられたごはん+鰹節に濃厚玉子がよく合う!!200円は安い!!
お米高いしね(笑)。

東急自由が丘駅西口ロータリーの左際、大井町線線路を渡らずに入った路地左側すぐ。


2025年6月11日水曜日

ダンスに間に合う。諦めなければ。

お待たせいたしましたっ!キョンキョンの新曲ですっ!!本日6月11日発売ですっ!
僕が小泉今日子ファンであるということはこのブログではしつこく書いてますんで改めて説明しなくてもいいっすよね?



11年ぶりに続編が放送されてる「続・続・最後から二番目の恋」のエンディング曲。
11年ぶりの中井貴一とのデュエットです。
んで11年ぶりに似たような話をブログに書きます(笑)。→前回書いたものはコチラ

ドラマ本編は毎週毎週楽しみに見させてもらってて、セカンドライフ云々が身につまされたり、家族のありように号泣させられたり、感情が大忙しなわけです。
そしてエンディングでこの「ダンスに間に合う」が流れてくる――そりゃいいも悪いもないよ。つまり、「いい」(笑)。

『何も持ってなくても なくしてばかりでも』
『今夜ダンスには間に合う 諦めなければ』

そうだよね、そのとおりだよね、とドラマの感動が増幅されるのを味わっているのです。
「ダンスに間に合う」の特設サイトには以下のような言葉が書かれています。『かっこ悪くていいじゃないか。いつも通りでいいじゃないか。踊っている時くらい幸せになろう。』と。そうだね、そういうことだよね。

と感動至極の一方で、もうひとつの感情が湧き上がります。
それは嫉妬

だって和平さんと千明さん、いや貴一さんとキョンちゃん、あんなに仲良さそうに歌ってて。おまけに貴一さんのあの「余裕」って何さ。ぐぬぬぬ。

僕も千明さんと毎朝朝食を食べながら口喧嘩したい人生だったよ・・・・。
こればっかりは、もう間に合わない。



2025年6月10日火曜日

深夜のラジオで。

今回今さらながらに見てみた映画は「午前4時にパリの夜は明ける」です。

1981年パリ。離婚を機に働きに出ることになった主人公、その娘と息子、そして深夜ラジオを通じて主人公と知り合うことになる家出少女。彼女たちが生きていく時間を描く。


あのころの『テレビの深夜放送に押されてきたラジオ』という図式は日本でも同じだったから、なんとなく作中の時代の空気はわかる。
それでも自分と向き合う時間にラジオが大切な役割を担ってくれてたということもよくわかる。だからかな、すごく物語に入り込みやすかったんじゃないかと思う。

ところどころに本当の当時の映像をはさんでたようにも見えたけど、あれも演出だったのかな。

登場人物に「映画的」な大事件が起こるわけではない。
でも、その等身大ともいえる彼女たちに起こる事柄は、本人たちにとっては十分な大事件で、それでも毎日を暮らしていかなくてはならなくて、歩みを止めるわけにはいかなくて。
日々を大切にていねいに暮らし続けていって。そうした様子が実にていねいに描かれる。

そして時は流れて。

・・
・・・

あー、良かったわ。染み入るような作品だった。

傑作というよりも「佳作」。
ハッピーエンドというのともちょっと違って、あえて言うなら「希望のラスト」。

もうひとつ書くなら、劇伴がいいんだ。優しくて切なくて、希望もあって。とにかくこの作品にぴったりだった。

一応書いときますが、R15+です。えっちなしーんがあったらかな?


2025年6月9日月曜日

手のひらから伝わる。

「しゃきっとせねば」

そんな気持ちで両の手のひらで顔をごしごしとすることがある。

ふと、手のひらから伝わる匂いを感じる。

少なくとも「香り」などという美しいものではない。そういう自覚、認識はある。

でも思う。この匂い、嫌いじゃない、と。

とてもじゃないけど言葉で説明できないような複雑な、他人にとっては匂いではなく臭いと称されるようなものだろうけれど、これも間違いなく自分自身の一部だから。



2025年6月6日金曜日

翳りゆくひと。[096]


[096]

「恐れ入ります。両親の加入している保険なのですが書類が出てきているのですが現在も有効かどうかがわからずお電話をさせていただきました」

新しい日付の書類が存在しない保険は、すでに解約されているケースもあるだろう。順番に電話をかけて同じ質問を繰り返す。
週末も対応してくれるコールセンターはありがたい。

明確に解約済みが確認できる書類が見つかったものも含めてこの作業で現存している保険は8件だということがわかった。
うち4件は今後も継続していくべきもの、という判断をした。主に払い込みの終わった生命保険、それから近未来にあるであろう入院費用に対応した医療保険は残すことにした。

残り4件のうち3件はほぼ同じような内容の普通傷害保険。加入の際の詳細はもちろんわからないのだが、そのお題目から想像するにクレジットカード会社から送られてくる「会員のあなただけにご案内する特別なお知らせ」というダイレクトメールにパンフレットが入っているタイプのものではないかと思う。
これは入っておこうか、そんな軽い感じで加入したのではないだろうか。マサさんとあっちゃんなら十分にあり得る話だ。実際にクレジットカードの引き落としが毎月発生していることも確認している。
解約のための書類を取り寄せ、記入して返送することとした。

クレジットカードの支払い記録を見ていけば解約ができたことは確認できる。それでようやくすべてのカードそのものの退会ができることになる。
ちなみに最終的に全クレジットカードの退会を終わらせたのは2025年1月になってからである。

もう1件、マンションの家財保険があった。これはたまたまこの9月で満期になるので、そのまま放置すればいいだろう。
そう思っていたのだが、実際には担当者から更新の連絡が郵送で届き、担当者の方と電話で話をした。

『以前から大変お世話になっていて。残念ですが承知しました』

担当者の話では、マサさんの現役時代に関係のあった会社が代理店になっていたようだ。
そうだな、保険って人間関係で入ることが多いもんな。

これで保険とクレジットカード、ひと段落かな。

「あれ、この紙はなんだろう」

保険関係の書類に交じって1枚のメモが出てきた。平成20年代の日付だ。
マサさんの手書きで、銀行口座の一覧が書かれている。ほとんどは既知の口座だったけど、ひとつだけ知らない口座がある。持ち帰ってきた通帳の中にもない。
何より気になったのは、その口座番号のメモの横に「貸金庫」という文字が書かれていたことだ。

095<[翳りゆくひと]>097


2025年6月5日木曜日

ブルーネス。

『水の色は青』――。

伊与原新「ブルーネス」を読む。

読み進めて残りページが少なくなって、終わってしまうのがもったいなくて本を閉じた。
もったいないというだけじゃない。このクライマックスは「手に汗」どころじゃない。脳内の汗がひどい。しんどいのだ。
でもその脳内が続きを読みたいと促す。

再び本を開き、50ページぐらい戻って、改めてじっくりと噛みしめながら読み直す。


登場人物はいずれも苦悩を抱えている。淀んだような後悔を。

だって、その相手はあの3.11のあの津波なんだよ。関係者にとってそれはそれは重い荷物だろう。

「blueness」は『悲しさ』という意味も内包している――。

ただ物語は単純な苦悩に立ち向かうだけの話ではない。
あくまでもベースにはサイエンスがあって(さすがの伊与原作品)、その事実と証拠とかの上に人間がいる。人間が生きてる。そういう物語だった。

ちゃんとしたベースの上にちゃんと登場人物の成長の物語が存在している。そこがすごくて素敵な作品だった。

だからこそ、クライマックスでは震えるような読書体験ができたのだと思うのです。

・・
・・・

ネタバレすると、いわゆる敵役はいろいろと登場するのですが、唯一、某天下りさんのみ、特に成長いたしません(笑)。

その「公」側の立場の方々に全力でお願い。
基礎研究の予算はしっかりと確保してください。未来に、命につながるものなのですから。


2025年6月4日水曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#32

だんだんと季節が良くなってきて、次第に薄着になってくるとそれに合わせて体を引き締めたいな、などとは毎年のように思うわけで、毎年のようにそう言ってるわけですが、思うだけでは何も解決しないということを身をもって証明しております。
なんだよレコーディングダイエットってばよ。

だって腹筋鍛えるのはつらいし。
カロリーと脂満載のメシは旨いし。

いやいや、ちょっとはがんばれよ>おれ


【2025年5月度】
加圧トレーニング:2回[自宅トレ通算252回]
寝起き素振り:20回
月間さんぽ歩数:約33万歩

計測
前月比:  体重-0.9kg 体脂肪率±0.0pts
前年同月比: 体重-0.1kg 体脂肪率+2.0pts
2013年7月比:体重-7.8kg 体脂肪率+4.5pts

前月のトレーニング→コチラ


2025年6月3日火曜日

ミスター。

僕は昭和の、しかも高度成長期のキッズだったので(ああ歳がバレる←今さら)、当然のようにベースボールキッズだった。

「巨人・大鵬・卵焼き」の世代ではないけれど、V9時代がどストライク世代なので、もちろん巨人ファンだった。
その中心にいたのはもちろんミスターこと長嶋茂雄、その人。

小学校の野球チームで初めてユニフォームに好きな背番号を入れられることになって、周囲があまりに3と1ばっかりだったんで、ひねくれて8番を入れたのを思い出す。

現役引退のときは学校から急いで帰ってテレビに噛り付いた記憶も薄っすらとある。

そんな僕がアンチ巨人になったのは、おそらく最初の監督時代に首を切られたタイミングではなかったかと思う。まさか長嶋を辞めさせるなんて!という憤りである。
当時は今ほど監督が頻繁に変わるようなこともなかった。


子どもの頃の僕に「どの選手が好き?」と聞いたら、もしかしたら「長嶋」とは答えないかもしれない。でもやっぱりなんだかんだ、僕の中の一番の野球選手だったような気がする。

後に面白エピソードばかり取り上げられたにしても。

日本プロ野球が発展していなければ、他の競技のプロ化なんてのもなかったのではないかと思います。日本のプロスポーツを支え、大きくしてくれてありがとうございました。
おかげで今、とっても楽しい時間を過ごせています。

ミスター、お疲れさまでした。


2025年6月2日月曜日

TAKING ON THE WORLD!

クラブワールドカップ前のラストマッチ。こういう日の浦和レッズさんは微妙に勝ち運がないので大変心配しておりましたが。

○浦和 2-1 横浜FC

すばらしい立ち上がりだったと思うんですよね。
ただ「決めるときに決めないと」の典型的な流れというか、自ら流れを手放してしまったというか、相手が慣れてきたというか。そんな感じで先制点を許してしまい・・・・。駒井上手かったな。

ただこの日はとにかくグスタの出来が良い意味でヤバかったんで、心配は心配だけど自信みたいなものはある、そんな感じだった。

得意のロングカウンター。そしてセットプレー。

まさにらしい形で、しかもまさにチームの中心に君臨していたグスタの2ゴールで逆転。その後も攻め続けての快勝だった。



勝って送り出せる、本当に良かったと思う。
負けてブーイング渦巻く中での壮行会とか想像しただけでね(汗)。

さあ世界を揺らしましょう!!

ただ、いろんな映像なりを見るとやっぱりちゃんと現地で送り出したかったな、という気持ちが出てきた。
この日スタジアムに行かない選択をしたのも自分なのだからしょうがないんだけど、当然のように渡米しない自分にとっては声を届けられる場所は埼スタしかなかったからね・・。

轡田さんのポストお借りします。

あと、サヴィオのポストも。