2019年1月24日木曜日

朝も昼も晩も歩く。

僕は今日も歩いている。



大勢の通勤通学の人々の中を、時に流れに乗りながら、時に流れに逆らいながら歩く。

慌しい時間の中で、前からやってきた人を見て、「ああ、きれいな人だなぁ」と思う瞬間がある。慌しい時間はとたんに「いい時間」に変わる。そしてついついその人を目で追ってしまう。

「きれい」と思うのは、いわゆる美人とはかぎらない。若いとか、スタイルいいとか、高そうなファッションとか、しっかりメイクだとか、派手だとか、そういうことでもない。

僕自身もうまく説明できないけれど、きっと「綺麗にしている人」なんだろうなと思う。よくわかりませんが(笑)。
変質者っぽい目線でホントごめんなさい。



駅の構内を歩く。
ちょうど扉が開いたエレベーターから降りてきた人たち、全員小太りだった。
そういうことなんだ。ちょっと納得して(笑)、僕は階段に向かった。

小太りと言えば、以前某ライブハウスで、ライブ中のモッシュに積極参加している人たちの大半が小太りだったことを思い出す。あれだけの運動量なのになぁ。あれは不思議だった。余談でした。
自分のことを思いっきり棚に上げててホントごめんなさい。



帰宅途上の住宅街。右の路地から犬の散歩の女性が出てきた。進行方向の30メートルほど前。
ちらりと振り返り、直後走り出した。小型犬はほとんど引きずられている。あっという間に視界からいなくなった。

「え?僕のせい?」

路地から出てきたの、そっちじゃん。まあ夜の住宅街は街灯があるといってもそんなに明るくないし、しかたないんだろうか。しかたないんだろうな。しかたないさ。
ただ歩いてるだけで不審者に見えてホントごめんなさい。

朝は綺麗なひと。
昼は丸いひと。
夜は逃げるひと。

さんぽニストは明日も歩く。

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