テレビっ子である僕のお正月は駅伝。片手にリモコン・片手に酒で“完走”するのがお約束。
ところが今年はちょっと違ったのです。箱根駅伝復路戸塚中継所、青山学院の圧勝をほぼ確信したところでなんだかウズウズしてきたのです。
ざっくりと計算すると、散歩がてら向かっても余裕を持って間に合うはず。じゃ、行ってみよう。おー。
先頭が鶴見中継所に到着する少し前、10区途中の沿道に到着しました。初めての生箱根駅伝です。
まず驚いたのは観客の多さよりもスタッフの多さ。関東学連のユニフォームを着た人、ボランティア、警備員、警察官・・・。選手の到着まで数十分あるせいか、すべてのガードレールに観客が張り付いているというほどではない。
「ここなら写真、撮れそうだな」
新聞社の応援旗をもらってからガードレール脇の生垣の後ろに陣取って、ワンセグで中継を見ながら選手の到着を待ちます。
「六郷橋を渡ってる」「蒲田を過ぎたみたい」と周囲から声が上がり、気がつけば沿道には人だかり。ガードレールには隙間がなくなりました。
と。
バリバリと生垣に突入して最前列を取ろうとする人。
「ほら、ここから見せてもらいなさい」と小さい子どもを使って割り込みをかけてくる人。
うわっマナー悪い。そうか、スタッフが多いのはこういう理由もあるんだ。正月早々情けない。
何よりも酷かったのは“車道とガードレールの隙間の縁石に立つ人”。
僕が観戦してたあたりは、選手が通ることができるのは最も歩道寄りの1車線のみ。だから「応援の旗は前に出さないでください」「車道には絶対に降りないでください」とさんざん注意喚起がなされていたのに。
「あらお父さん、そんなところ怒られますよ」(おっまともな意見)
「だいじょうぶだよ、車道じゃないし」(そういう問題じゃない)
「そうなの?じゃあ」(ってお前も立つんかい!)
選手への迷惑はもちろんだが、そもそも、それまで場所取りしてた人の前に立つって神経がわからん。
何度文句を言ってやろうかと思ったことか。正月早々ケンカになってもなぁ・・・僕のまん前じゃないし・・・。
やがて歓声の波とともにまずは中継車がやってくる。先導白バイと選手の間隔が思ったよりも長い。
そして選手が見えるのは一瞬。選手のスピードに感嘆感激する――。
3位の選手が通過したところで僕の真後ろの家族連れにポジションを譲ってその場を離れた。だって、次の選手が来るまで、またイラついちゃうかもしれないもん。
選手関係者のみなさんお疲れ様でした。大変楽しませていただきました。
そして青山学院大学のみなさん、三冠・三連覇、本当におめでとうございました!
(後編につづく)
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