クライムサスペンスが見たくなった。理由は特にない(^^;
というわけで今回今さらながらに見てみた映画は「ドライヴ」。予備知識はまったくなかったんだけど、なんでも今年の東京国際映画祭のオールナイトイベントで、「斎藤工の1本」として上映された作品だと聞きまして。
とにかく主役に引き込まれた。
物静かでセリフも少ないだけでなく、喜怒哀楽が表にあまり出てこない「無表情の演技」とでも言うんだろうか。恋愛模様も含めて。それなのに“なんかわかる”んだ。
あの女優さんはなかなかツボでした(はぁと)。
そしてそのムードを助長するのが「音楽」。かなり深い夜中に見てたこともあるんだろうけど、なんかふわふわくらくらしてくるような・・・何て言うのかな、画面の向こうに取り込まれる・・・ちょっと違うな。自分のまわりに映画の世界が漂うような、そんな雰囲気づくりに音楽が一役買ってる。
そうして静かに静かに進んでいくんだけど、ある瞬間から突然物語は激しく動く(R15+だってこと忘れてた!びっくり!)。
だけど騒々しくなるわけじゃない。映画の持っている「静かさ」はそのまま続いている。
そしてその空気を保ったまま、締め付けられるようなエンディングへと――。
オールナイト上映が終わって劇場を出たら明け方――そんな場面を想像したら、こりゃたまらんわー。
* * *
クライムサスペンスをもう1本。「インファナル・ディール」。
家族のために組織と距離を置く男と、その男をスパイとして再び組織に送り込む刑事。
特に「うおおおっ!」ってなることもなかったし、わりとミもフタもない話ではあるんだけど、案外と2時間ドラマ的気分で楽しんで見てたり。
主演は懐かしさも覚えるマット・ディロン。マット・デイモンに非ず(^^;
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