2015年2月16日月曜日

悪人は誰だ。悪って何だ。

今回今さらながらに見てみた映画は、2011年の日本アカデミーを総ナメにしたと言ってもいい、「悪人」です。

困っちゃったなー。すごいの見たと思うんだけど、主人公の思いに寄り添うと、彼を肯定してしまうような気がして。当然それは違うわけで。

あの犯罪はダメ。許されてはならない。それは間違いない。
ただ、犯罪者でない「悪人」も存在している悲しさをも強烈に感じる。登場人物のほとんどが、多かれ少なかれ「悪」をまとってるんだもの(多い・少ないで語るようなことではないけど)。

だからこそ、バスの運転手や床屋の主人が語る悪意のない強さを秘めた言葉がやけに際立つ。そしてそれによって浮き彫りになるふたりの男女の互いに対する思い。

ラブストーリーって言ってもいいのかもしれないな。

(ここからネタバレします)その思いの象徴して描かれたのが「手」ではないだろうか。誰かに出会いたい、大切な人とつながりたい。それができない主人公は、いつも両手をポケットに入れている。思いを募らせればハンドルを握る。そしてやっと出会えた人と手をつなぎ、そして再びその手はつながれることはない。そんなことを思い。

考えさせられるという意味では得意なタイプの映画ではないんだけど・・・もう一度書いておこう。すごい映画だった。

BCNR33スカイラインV-specのナンバーが「・・33」だった。この長く重い作品の中で唯一ほっこりした瞬間。

*  *  *

「TRICK 劇場版 ファイナルステージ」
13年半ですか(調べたわけではないが、そういうネタが本編中にあった)。名残惜しい気もしますが、まあそろそろ。
仲間由紀恵のコメディエンヌっぷりは納得の安定感。そして上田二郎とのひねくれた愛の物語も大団円。

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」
こちらも大団円。最後に白鳥さんの愚痴を聞くぐっちー(^^;
このバチスタシリーズがドキドキするのは常に複数の事件と思惑がパラレルに展開していくところなのだろうなと改めて思う。それが絡み合って再び解けていくところが醍醐味。

TVシリーズが中途半端に終わって「真相は劇場で」みたいなやり口は好きではないけれど、この2作品はセーフかな。でもバチスタはギリギリ(俺基準)。TV見てないと「?」になる場面や登場人物が多いのは確か。難しいよね、続編って。

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