2014年2月7日金曜日

ひとり箱根駅伝[5区と復路]

前編からのつづきです。

5区、通称山登り。
中継所を出てすぐに箱根湯元駅が見えてきた。駅まで十分上り坂だと思うんだけど、逆向きに山下りをしてきた6区の選手はこの部分が上りに感じるほどだという。改めてその先の勾配を思う。

あ!小田急7000形が走ってきた!!・・・・写真撮れず。無念。

駅周辺は渋滞。さすが観光地。どこの食事処も行列だー、なんて言ってる場合じゃない。商店街のところからいきなりの急坂!
中継で「このあたりから本格的な上りになります」なんて話が出るのはもう少し先。あなどれん。

函嶺洞門を過ぎて「本格的な上り」。確かにシフトダウンを必要とする上りだ。塔ノ沢、大平台、宮ノ下、小涌園(並べると「すぐ」みたいだけど実はそれぞれ結構離れてる(^^;)・・・このあたりはまだ選手も気合が入ってるだろうし、景色にも変化があって新鮮だし、何よりも応援がある。がんばれる範囲だと思うんだ。

ところが、恵明学園を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなる。いや、文字どおり霧が立ち込めて来たんだけど(笑)。フォグランプスイッチオン。
斜度だけでなく、深い山に迷い込んだような景色。遠回りをして緩い斜度を走るのか、急坂だけど最短距離を走るのか、ペースは大丈夫か、差はどうなのか。いろんな判断を要求されてるのに、いちいち迷い道くねくね、である。
このあたりは応援の声も少ないだろうしなー。
ちょっと窓を開けてみた。おお、気温も下がってる。確か去年の棄権者が出たのもこのあたりだったと・・・肉体的にも精神的にも追い詰められますわ。

ちょっと気持ち悪くなる感じ。

だから芦之湯で視界が開けるとホッとするんじゃないかなー。そんな気がします。これがまたちょっと罠なんですが。
「視界が開ける」って、実際には霧が晴れて(?)ただの雨になったわけです(^^;

元箱根への急坂をエンジンブレーキかけながら下ってると、雨合羽を着込んでランニングしているグループを発見。「どこから走ってきたのよ。信じらんねえ」、そのひと言でありまする。

湖畔に出てもまだアップダウンあるし、最後まで厳しい。やっぱり箱根駅伝は5区だな、と再認識させられました。とてもじゃないけど人間の足で走るようなところじゃない。それが確認できたから、来年のお正月は今まで以上に思い入れを持って楽しめそうです。

ちなみに往路は約3時間30分でした。

*  *  *

復路は走りませんでした・・・せっかくなので大観山まで上って景色を見ようかと。はい。

・・・素敵な眺望・・orz..
もちろんターンパイクも霧の中(^^;
高所恐怖症なので、たとえクルマの中だろうと高いところに架かってる橋は怖いんだけど、その周辺に霧が立ち込めてて白くなってると、ホントに吸い込まれそうでお尻のもぞもぞ感が倍増(笑)。

で小田原厚木道路から東名に乗ってビューンと帰りました。約1時間半、クルマ速い(^^;

往路で考えてたお土産は「箱根ベーカリーのパン」と「湘南名物小鯵の押し寿司」。ええ、海老名SAで買ったんですけどね(^^;


1区から5区までの写真をスライドショーで。液晶も見ずに超適当に連写撮影したものから、まあまあ見られるものをピックアップしてみました。

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