2012年12月2日日曜日

魂のプレーと魂のプレーヤー。

2011年は柏が勝利し、優勝を決めた。埼玉スタジアムで目撃した。
2010年は神戸が大勝して奇跡的な残留を決めた。埼玉スタジアムで目撃した。
2009年は鹿島が勝利し、優勝を決めた。埼玉スタジアムで目撃した。
2008年は横浜に豪快に6失点。幸いなことに見に行けなかった(^^;
2007年は横浜FCに破れ、優勝を逃した。日産スタジアムで目撃した。

なんと最終節に勝ったのは2006シーズン、つまりガンバに勝ってリーグ優勝を決めた試合(なぜか当日仕事中・・・涙)までさかのぼらないとならない。

われらが浦和レッズ、開幕戦弱い最終節も激弱です(涙)。

まあもはや習慣みたいなもんなので、そういったジンクス的なことも踏まえつつ、めちゃくちゃ気温の下がった埼玉スタジアム2002へ。
どのぐらい寒いかって、熱いお湯割りを買って席に戻るまでに「冷」になってるぐらい(^^;

*  *  *

名古屋のやり方はある意味簡単だ。早め早めにトップの位置にいる4番に向かってハイボールを蹴る、というもの。ヘディングはまあ強いからねぇ、ゴールに近ければそのままシュート。ある程度遠ければそこを起点に。
わかっちゃいるけど、多くのチームがそれに屈してきたわけだ。

対して浦和の守備陣には高さがない。普通に考えれば厳しい展開になりそう。

が、今日は「魂」のプレーだった。決してヘディングが得意ではない坪井が競り負けない。暢久は、いつものように「相手が強けりゃスーパーになる」。

そして槙野だ。

1点リードの前半の終了間際。ちょっとアクシデント的に完璧に崩されて無人のゴールに蹴り込まれる・・・とその瞬間、どこからか槙野が飛んできた
ディフェンダーがボールをクリアして、あそこまで強烈なガッツポーズをするなんて初めて見た。
それほどのスーパープレーだった。2点ぶんぐらいの価値はあったな。

守備陣が魂のこもったプレーをすれば、攻撃陣もやるべきことを積極的に繰り返す。
啓太って、今年マジで巧くなったかも。

そうして50000人を飲み込んだスタジアムの雰囲気は、最高潮になっていく。

2012 J.League Division1 #34
○浦和 2-0 名古屋


槙野劇場にはまだ続きがあった。

後半の追加点、とんでもない強烈なフリーキック。それまで何点も防いでいた楢崎の指先をかすめ、ゴールポストの内側に轟音を立て、反対側のネットに突き刺さる!!
スタジアムのどよめきは何分も収まらなかった。

ヒーローインタビューで本人曰く、「世界中のディフェンダーの中で、3本の指に入るぐらい、毎日シュート練習してきましたっ(笑)!!」

そして何よりうれしかったのが、「来季もやる」と宣言してくれたこと(今季は一応ケルンからレンタルしてたんだ)。浦和に「明るさ」という力をもたらしてくれた槙野は、もはや欠かすことのできない戦力なのだから。
マイクの調子が悪くてインタビューがとぎれとぎれだったのも、まあ槙野らしくてご愛敬(^^;

さあ行こう、アジアへ。


*  *  *

試合展開的に、達也とポポの出場はかなわなかった。ミシャさんはプロだった。

・・・達也の挨拶を聞き、彼のチャントを叫び・・・ちょっと涙が出た。でも「前に進みます」と宣言した魂のプレーヤー田中達也をこれからも応援したい。ただし、相手になったら話は別だけどね(^^;

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