僕はサラリーマンだ(営業ではないけど)。
その世界は決して楽しいことばかりではないし、思いどおり・希望どおりにならないことのほうが圧倒的に多いことをもちろん知っている。
だから・・・主人公のマジオの気持ちはよくわかるし、彼の周囲のメンバーそれぞれにもシンパシーを覚える。4月の彼らは明日の僕だ。
だから・・・彼らが成長していく姿は、うれしくもあり、うらやましくもあり、そして正直なところ妬んだり。
・・・チームとしての機能性が上がっていく、2月の彼らのくだりは「憧れ」に近いかな。
自意識過剰。そこからの脱却。
全編を通じて描かれる主題のひとつ。
ヘタな啓蒙本よりも心に刺さる。それが「積極的脱力」。
同じようなことは僕自身よく考える。だけど、考えているということは、できていないということなのかもしれない。
いや、自意識を持っていることも重要なはずだ。僕自身、ええかっこしいだから、さ(笑)。
そんなわけで自意識とのつきあい方って、深い。
安藤祐介「営業零課接待班」、取るに足らないお気楽群像劇なのに、なんでこんなに考え込んじゃったんだろうね(^^;
自分の置かれた状況に照らすと妙に残るのだー(笑)。
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