2008年6月2日月曜日

がんばれニッポン:バレーボール最終予選

連日放送されてますからねぇ、一応見ているわけです、バレーボールの五輪最終予選。

まあ一番興味深かったのは、TBSとフジの共同制作ってところだったりするわけですが、結局アイドルな演出から変わるところがなく、ちょっと辟易。「メキシコの青い空」のような、美しくも厳かな中継はできないもんですかねぇ。それ以前に、アイドルの歌流している時間があったら、ちゃんとプレーを全部流してくれよ、TBS。

全部の結果が出揃う前に書いておこう。

男子、緒戦。イタリア戦第4セット。例の24-17から「屈辱」の逆転を許した、あのシーン。
コート上は全員顔面蒼白だったように思えた。
そのとき、映し出されたアップ中の控え選手。

「笑っています」

そう実況は言ったように記憶している。善意に解釈すれば、コート上の選手をリラックスさせようとしていたのかもしれない。普通に考えれば、ラリーポイント制では、7点差は安全圏。
でも、その一瞬、コートとベンチの気持ちが、別のベクトルを向いてしまったように思えてならない。

最終的な結果はまだわからないけれど、あの一瞬が北京を遠ざけたことにならなければと思う。ギリギリの勝負。
「一瞬たりとも気を許すな」
湘北高校キャプテンの言葉が思い出される。杞憂になればいいんだけども。

一方女子。おそらくは歴代最強のメンバーだろう。
この最終予選中にも、大きな成長と発見はあったと思う。
しかし、体格差を、スピードと精度で補わなければならない宿命は、体力を相当に蝕んでいるのだろう。長い試合になったときの終盤。連戦続きの後半の試合。
素人目にも落ちるスピードと精度が見て取れる。

五輪本番も連戦が続く。
しかもアウェイ。ありとあらゆる国際試合が、日本で行われてしまったことが、残念でならない。周囲が味方でないとき、体力が落ちた中で、ハートは大丈夫か。心配心配。
それでも、あのチームには期待はしてしまうんだけどね。

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