ターミナルの向こうから朝日が昇ろうとしている。淡い橙色が次第に燃えるような赤に変わってくる。
赤だけじゃない。複雑な色を伴って、筋状に拡散する光。言葉では、いや、映像だってこの光は表現できやしない。この瞬間こそが冬の朝一番のフライトの醍醐味だ。
赤だけじゃない。複雑な色を伴って、筋状に拡散する光。言葉では、いや、映像だってこの光は表現できやしない。この瞬間こそが冬の朝一番のフライトの醍醐味だ。
やがてその光を背にしながら機体は高度を上げていく。
上空はすでに朝だ。
地上はどうだろう。見下ろす雲、後方は朝日を浴びてコントラストを濃くしている。でも前方の雲にはまだその光は届いていない。
地球が丸いこと、そんなあたりまえのことを思う。
少し目を閉じようか。
慌ただしい一日が待っている。
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