2020年4月20日月曜日

1930年代。ロサンゼルス。チャイナタウン。

今回今さらながらに見てみた映画は「チャイナタウン」です。1974年作品。
舞台は近代化が進む1930年代のロサンゼルス。急速な成長はどこかに歪みを生むわけで――という背景だ。

この町で探偵を営むギテス。単なる浮気調査として請けた仕事が大きな陰謀の渦に飲み込まれていく、というのが超大雑把なあらすじ。
ギテスの「探偵術」みたいな小技は楽しい。

この探偵さんが若きジャック・ニコルソン。若い!若すぎる!もはや誰だかわかんない!!(笑)むしろニコルソンのモノマネをしているディカプリオのほうに似てる(伝わりにくい)。
相手役がフェイ・ダナウェイ。若い!若すぎる!もはや誰だかわかんない!!(笑)

ただの陰謀だけでなく強烈すぎる極悪非道な結論は、当然のように鑑賞後の後味を悪くしている。ラストシーンそのものにもまったく救いがない(かなり衝撃的だ)。おまけにすっげー「痛い」シーンがある。
フイルムノワールだったりニューシネマみたいな世界観なのかもしれないし、これこそがリアルなのかもしれないと思わされたり。

この後味の悪さが受け付けない人は多いと思う。でも、僕は重厚なサスペンスとして受け止めた。さすが名作と呼ばれるだけのことはある、と。

ちなみに「チャイナタウン」。ラストシーンまでまったく出てこないし、ギテスが昔チャイナタウンで勤務してた元警官だということがなんとなくわかってくる程度。
でも、この映画は“チャイナタウン”なんだよなーと、感覚的に思ったのでありました。

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