MB1についてあれこれ駄文を書いたのが去年の11月。それから1年もたたないうちに、火の鳥ニッポンは「Hybrid6」(クルマの新しいエンジンみたいな名前だ)なるシステムをもってワールドグランプリに挑み、序盤の連敗からあれよあれよと銀メダル獲得。
終盤の数試合しか見てないので、あくまでも印象レベルでしかないけれど(まあもともとバレーボールの戦術を語れるほどの知識はない)、ミドルブロッカーを1から0に減らしただけでなく、より明確に「全員守備・全員攻撃」にシフトした、ってことなのかなと(若干自信なし)。
MB1のときに想像したことは当たってることもあれば完璧に的外れだったこともあるけれど、この8ヶ月で最も「状況」として変わったのは、“だいぶ高いセッター”宮下遥が使える目処が立ったことかな。
セッターが前衛にいるときにはブロック力が落ちる→ミドルブロッカーが必要→じゃMB1で→宮下現る→高いセッターがいればある程度ブロックできる→どうせシャットアウトとかめったにないし(^^;→じゃMB0でいいかね、そんな感じかも(^^;
攻守のメリハリというか、MB1よりもますます守→攻の躍動感は増してきたと思う。
ブロックポイントは狙わずにちょっとでも引っかかればOK。さすれば全日本の最大の長所であるディグ(スパイクレシーブ)が生きる。そこから、常に複数の反撃のカードを持つ(トスが上がる直前、4人が攻撃のポジションに入ったときはすっげーワクワクする)。
「ナイスレシーブ!」「レフトぉ!(それしか選択肢がない)」「ブロックされたー!orz」はガッカリ度も高いからね。
ブロックを引っ掛けるためにはサーブで崩したい。
多数の選択肢を持つためには、レセプションはきちんとセッターへ。
セッターでなくてもラリーの中からいいトスアップができるスキルが欲しい。
何度も要求される動き直しと瞬間的な判断力。そのための体力と理解力も。
「ポリバレント」ってやつか・・・そんな選手、木村沙織だけだぞ(笑)。
まあそれだけの可能性を持った選手たちが集まったからこそ、「Hybrid6」は動き出した、そう期待してリオまで過ごそうと思う。伸びしろ、すっげーありそうだし。
リオでブラジル倒して金メダル!
とか言ってると眞鍋さん、別のこと言い出しそうだけど(笑)。
今はレシーブの安定のためにリベロが投入されることは多い。けどそこからの攻撃のためにはリベロでなくて攻撃可の選手のほうがいいのは自明。だけど、佐野のプレーの凄さはそういう思いを吹っ飛ばす。
ところで本職ミドルブロッカーの皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。
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