2011年5月2日月曜日

グラウンドではなくカウンターのあぶさん。

久しぶりに石の華に。

いわゆる深夜のバータイムは、大混雑になってしまうので、昨今はもっぱら「食前酒」になるような時間帯。
この時間なら、会話も楽しみながら、しかもじっくりと妙技を味わいながら、ついでにわがままリクエストをしつつ飲めるので。

1杯目。「ちょっと外が暑いね。」
大のお気に入り、すっきりさわやか、フレッシュハーブのモヒート。

2杯目。「ラムかテキーラで、ガツンとしたやつ。」
名前失念(覚える気がない、とも言う)。ああ、この酒を夏の日差しの下、プールサイドかなんかで飲みたい。
横に美女がいればなお・・・(^^;

3杯目。「さっきのが、昼間っぽかったから、今度は深夜なイメージで。」

で登場したのが、写真のカクテル。当然のように名前は忘れた(笑)。
見た目、ただのウイスキーのソーダ割り、つまりハイボールである。あまり香りの強くない、ごくごくフツーのライウイスキーにレモンピール、そしてソーダ。
だが、そこにティースプーン1杯ほどの「アブサン」

や、ヤバい!(いい意味のほうの「やばい」です、この場合)

なんだ、この香りは!(いや、アブサンの香りなんだけどね)

たったスプーン1杯でこんなに芳醇な、魅惑のハイボールに変貌するなんて。
うん、アブサンが禁断の酒と言われるゆえんがわかったような気が(笑)。

現実的には家でアブサンを買うという選択肢はまったくないので、簡単だけど自宅では事実上作れないカクテル。
あんなテキトーなオーダーで、こんなにすごいものが出てくるとは。酒の世界は奥深い。

ちなみに、「日本ではあまりなじみがないカクテルですけど、欧米のバーテンダーは自分で飲むためによくつくる、クラシックなスタンダードカクテルなんですよ」とのことです。ほぉ。

もひとつちなみに、このカクテルが注がれている美しいグラス、グラスハウススガハラへの特注品だそうだ。底に浮かぶ気泡、持った時の落ち着き、シンプルなたたずまい。美しい以外の言葉が浮かばない。
こんどギャラリー行ってみよ。自分備忘。

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