犯人当てからSFまで、さまざまなミステリーの手法を使って描かれた短編集、小林泰三「大きな森の小さな密室」読了。
河合奈保子の曲ではありません!(^^;
読み進めていくと『さて、犯人は誰でしょうか。推理してみてください。密室の謎が解ければおのずと犯人が・・』のように書かれているページがあったり、冒頭に『犯人以外は嘘をつきません。』みたいな前提が書かれていたり、小学生のころに好きだった推理クイズ本みたいなのによくあった感じで、ちょっと面白がって読み進めた。
この作者の作品は初めてだったんだけど、全体にシニカルというか、何かを揶揄しているような雰囲気とか、そのあたりがどの作品にも共通する「空気感」。
後半の何作かは、ミステリーの手法そのものが苦手な部類だったこともあって、この「空気感」が・・・だったな。
正直好みは分かれるような気がするし・・・うーん、この作品を評価できるのは「ツウ」の人たちだけかもしれんな。
なので、僕には無理(^^;
0 件のコメント:
コメントを投稿