2012年3月19日月曜日

ただの勝点3ではなく。

1点をリードした後半の45+5分。

一瞬たりとも「勝った」とは思えなかった。
でも「勝ちたい」という思いが途切れることは一瞬たりともなかった。

2012 J.League Division1 #2
○浦和 1-0 柏


ただこの苦しい苦しい後半の50分間で、浦和が得たものはただの勝点3ではなく、「共に戦う」という、なくしかけてた「空気」だったらサイコーだな。

*  *  *

以下は主に出来の良かった「前半45分間」のお話(^^;

柏の両ブラジル人対策もあったんだろう、阿部のポジションを1つ前へ。そして押し出される形で柏木も本来のポジションへ。3バックのうち2人が前節と違う。ミシャさん、なかなかの策士と見た。
結果、レアンドロ・ドミンゲスには仕事はさせなかったんじゃないだろうか。さすがあべゆ(^^;
キャプテンマークをしてない啓太も良かったよね。

平川の出来が出色。ドリブルしながらランコに指示を出してそこにパスを送ったシーンもカッコよかったが、久しぶりに縦に走り抜ける「男は走り」を見せてもらったのがうれしかった。うまくフリーになる場面も多かったし、ちょっと広島のミキッチのポジション取りを思い出した(^^;

そしてそのランコ・デスポトビッチ。VTRで見るとコースがなさそうな難しいシュートだったけど、僕自身は真後ろから見る形だったから、糸を引くようにボールが飛んでいくのが見えた、それはそれはきれいなシュート(^^;
一生懸命前線から追っていたご褒美だと思います。リーグ戦初ゴールおめでとう。

そんでもって一番びっくりしたのがサポーター。
基本的に、浦和のサポーターは前に早いサッカーが好きで、1対1は “勝負っ” てのが好きで、まあ簡単に言うとボールを下げると「えぇぇぇッ?」みたいな空気が渦巻いてしまうのが常でした。
が、ミシャさんのサッカーは「後方からでもきちんとつなぎ、無理ならば一度下げてやり直し」であるので、やるべきことをやろうとすると、当然ボールが下がるケースも増えてくる。
で、バックパスしてつないでいくと、なんと拍手拍手な埼スタ。驚いた。そうか、サポーターはもう戦術を理解しはじめていて、そしてそのサッカーを作り上げようという意志があるってことだ。戦術理解度の高いヒトタチ(^^;
これがいい空気を作り上げた一因であったと僕は信じたいと思う。

おまけ。
ゴールネットの紅白の模様が「斜め線」になってた。去年までは市松だったと思うんだけど、違う?
おまけその2。
いつものように「駒場ラーメン」を食べに205ゲートに行くと、店がない・・・「南広場に移転しました」・・・ショックすぎる・・・。

0 件のコメント: