連休最後のイベントは、天皇杯。
すっかり様変わりした浦和駅東口を出て、いつものように商店街、そして住宅街を抜けていく。
いい思い出のほうが少ないこの道だけど、なんとなく、駒場への道って楽しい。
歩道橋を渡れば、少々手狭になったMy Sweet Home。
ゲートをくぐり、駒場ラーメンの売場を抜け、階段を上って、バックスタンド2Fへ。曇天の中、この薄暗い照明が、実に駒場。
今日の席は、今までで一番「出島」寄り。
そして、そこで展開されたのは。
第88回天皇杯4回戦
○浦和 1(延長)0 愛媛
新潟戦に続いて、長い長い横断幕が出され、事実上の応援自粛状態は続いている。
選手紹介でも、相手に対してでなく、自軍の将に対して最大のブーイング。
試合経過とともに、スタンドからの野次(いや、怒号っていったほうがいいか)も増えてくる。それは弱かった時代のそれともまた少し違うような。
試合終了のホイッスル。また最大ボリュームのブーイング。
前に不安になった「乖離」が現実のものとして、そこにあった。それは選手と指揮官の間だけでなく、フロントも、サポーターも。
その雰囲気に、何かが起こりそうだということは理解できた。
せつない。せつない。選手の挨拶も早々にスタジアムを後にした。
勝ったのに。駒場で勝ったのに。
行きと帰りと、こんなに違う気持ちで歩くなんて。
素直に乾杯できないことが、とてもせつない。
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