2012年6月28日木曜日

コパ・デ・ラス・ガラクシアス。

ジャイキリはずいぶん前にカレー食って終わっちゃったし、イナズマイレブンはすでにサッカーではない(ボクシングマンガでなくなった「リンかけ」みたいな感じ?)し(^^;
ということで、昨今サッカーアニメといえば「銀河にキックオフ」ですよね(え、知らない?NHKです)。

といっても一生懸命見ているわけではないのですが、チラリと見たかぎりでは、少年たちが知らなくていいようなこと(笑)も含め、すごく丁寧に描いている少年サッカーアニメだな、という印象でした。

そしてその原作が川端裕人「銀河のワールドカップ」

発表は少し前の作品(それは設定を読めばよーくわかる)だけど、アニメ化に伴って本屋でやたらに見かけるようになったのが気になってて。

夢物語であることは間違いない。実にマンガ的なファンタジー。「ありえんだろ」と突っ込むのは至極簡単。

でもね。

サッカーは、路地裏からサンティアゴ・ベルナベウまで、どこまでもつながっているんだ、ということ。
だから夢を見ていいんだ、夢はつながっているんだいうこと。
どこに行ってもボールは丸いし、トップ選手だろうと足は2本という事実。

実際にプレーをしている選手はもちろん、たとえプレーをしてなくても、すべての少年少女にオススメしたい「夢物語」だと思います。

一方、オトナはどうか。

Jリーガーのセカンドキャリア問題なんかをモチーフに、「次に踏み出すときの躊躇」であったり、「置いてきたものに対してのなんともウズウズモヤモヤした感じ」とか、「ちょっとイラッとする周囲の人々のそれぞれの思惑」とか、肩肘張って生きなきゃならない、協調や妥協も必要なのかも、だけど自分も貫きたい「大人になりきれていない大人」の心情の描き方も伝わってくるものがありました。

おもしろかった。

もうひとつ言えば、指導者のあり方――特にゴールデンエイジに対して、何を求めるのか、何を目指すのか、「コーチ」と呼ばれる「オトナ」の側の人は、ちょっと必読かもしれんぞ。

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